ビューのタイリング

ビューにタイリングを実装するには、タイル・サイズを指定する必要があります。タイリングを完全に操作するには、ズーム・レベル、動的レイヤー、静的レイヤーなどその他の属性を設定する必要があります。
  1. タイル・サイズの指定
    ビューでタイリングを有効にするには、タイル・サイズを指定する必要があります。パフォーマンスに極めて重大な影響を与える可能性があるため、サイズは慎重に選択してください。扱うビューのサイズとタイルのサイズの割合によって、必要なタイルの数が多くなるほど、イメージ・サーブレットに対する同時要求が多くなります。また、クライアント・サイドでは管理するグラフィック・オブジェクトも増加します。
    サーバー・サイドに生成済みタイルなどのキャッシュ機構が実装されている場合、サイズはサーバー・サイドのキャッシュ機構の設定と一致しなければなりません。サーバー・サイドのキャッシュ・メカニズムについて詳しくは、IlvTileManager を参照してください。
    JViews Maps でのタイル・サイズ・パラメーターの設定
    <jvmf:mapView [...] tileSize="256"/>
    
    JViews Diagrammer でのタイル・サイズ・パラメーターの設定
    <jvdf:diagrammerView [...] tileSize="256"/>
    
    JViews Framework レベルのタイル・サイズ・パラメーターの設定
    <jvf:view [...] tileSize="256"/>
    
  2. ズーム・レベルの指定
    クライアントで定義済みレベルのタイルをキャッシュできるようにするには、zoomLevels 属性を指定します。
    ズーム制約」を参照してください。
  3. 動的レイヤーおよび静的レイヤーの指定
    変更を受け付けるレイヤー (動的レイヤー) および変更を受け付けないレイヤー (静的レイヤー) を指定します。静的レイヤーは、タイルおよびキャッシュが可能です。
    staticLayersCount 属性を使用すると、JViews JSF ビュー・コンポーネントの背面に配置する静的レイヤーの数を指定できます。
    JViews Maps での静的レイヤーの指定
    静的および動的レイヤー・リストは、レイヤー・スタイル・プロパティー ThinClientBackground の値に基づいて、IlvFacesMapsServletSupport が自動的に決定します。
    JViews Diagrammer での静的レイヤーの指定
    <jvdf:diagrammerView [...] staticLayersCount="3"/>
    
    JViews Framework レベルの静的レイヤーの指定
    <jvf:view [...] staticLayersCount="3"/>
    
    Web アプリケーションの構築でのタイリングの使用について詳しくは、『タイリング』を参照してください。