Map
レンダラーはグラフの背後に背景地図を表示し、そのマップの上に地理参照オブジェクトを自動的に配置します。
このレンダラーを使用するには、有効なライセンスを使用して製品
JViews Maps がインストールされている必要があります。地図は、ダイアグラムにロードされる
IVL ファイルの URL として指定されます。
この IVL ファイルには、Rogue Wave JViews Maps によってサポートされる任意の地図作製情報
(各種地図作製形式から読み取られるベクトル地図やラスター地図、
ロード・オンデマンド・リーダーなど)
を含めることができます。
IVL ファイルには、投影図法の定義も含める必要があります。
この投影図法情報は、緯度と経度に従って地図上にオブジェクトを配置するために使用されます。
以下の表に、
Map
レンダラーのプロパティーをリストします。Map レンダラーのグローバル・プロパティー
プロパティー |
タイプ |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|---|
hideInvalidNodesAndLinks |
ブール値 |
true |
true の場合は、地図投影図法によって許容される制限内にないノードは非表示になります。
これらのノードに出入りするリンクも非表示になります。 |
autoRegionOfInterest |
ブール値 |
false |
true の場合は、対象領域が、データ・モデルに含まれたノードの位置から自動的に計算されます。 |
地図 |
ストリング |
null |
地図および投影図法が入った
IVL ファイルの URL. |
regionOfInterest |
IlvRect |
null |
地図上の「対象領域」。これは、大きな地図の特定の領域をセンタリングするか、その領域にズームする場合に有用です。
矩形は、緯度と経度の座標で表されます
(ラジアン)。 |
regionOfInterestMargin |
浮動 |
5 |
対象領域が自動的に計算される際にオブジェクトのまわりに残されるマージン。
マージンは、オブジェクトのバウンディング・ボックスの幅に対するパーセンテージとして表されます。 |
以下の表に、
Map
レンダラーのオブジェクトごとのレンダリング・プロパティーをリストします。Map レンダラーのオブジェクトごとのプロパティー
プロパティー |
タイプ |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|---|
緯度 |
double |
オブジェクトの緯度。 |
|
経度 |
double |
オブジェクトの経度。 |
|
fitToContentsAllowed |
ブール値 |
true |
ダイアグラムが再ロードされるたびに、内容に合わせる操作を実行します。 |
緯度と経度は、以下のいくつかの形式で指定できます。
- 浮動小数点値として。この場合、値は、ラジアン で表された緯度または経度になります。
- xx
D
xx’
xx"
L 形式のストリングとしての度/分/秒。 ここで、L は、N
(北)、S
(南)、W
(西)、またはE
(東) のいずれかです。 ストリングはラジアンに変換されます。 - Maps パッケージに登録された形式のいずれかに一致するストリングとして。
メモ
オブジェクトの緯度と経度は通常、データ・モデルに保管されます。
スタイル・シートで緯度と経度のプロパティーの値が指定されていない場合は、それらのプロパティーはデータ・モデルから直接読み取られます。
ほとんどの場合、スタイル・シートは、必要に応じて、緯度と経度を保持するデータ・オブジェクト・プロパティーの名前を変換するためにのみ使用されます。
例えば、データ・モデルに
LAT および LONG という名前のプロパティーがある場合は、スタイル・シートで以下のようなルールを作成します。
node { latitude : "@LAT"; longitude : "@LONG"; }
詳しくは、クラス IlvMapRenderer を参照してください。