Legend
レンダラーは、グラフィック・オブジェクトの外観について説明する凡例ボックスを表示します。
凡例はインデックス・プロパティーを使用して生成されます。オブジェクトごとに、インデックス・プロパティーの値が照会されます。
同じ値のオブジェクトが凡例でまだ表示されていない場合は、新規エントリーが追加されます。各エントリーは、グラフィック・オブジェクトのコピーおよび当該グラフィック・オブジェクトのプロパティーの値を表示するラベルから成ります。
凡例は、生成されたグラフと同じビューに含めるか、別のフレームに含めることができます。
凡例には、各列が異なるインデックス・プロパティーに対応した複数の列を含めることができます。
凡例内のグラフィック・オブジェクトは、疑似クラス
legend
を使用して個別にカスタマイズできます。 例えば、以下のコード例で、凡例内のすべてのリンクに対して同じ色を設定する方法を示します。
link:legend { foreground : "green"; }
以下の表に、
Legend
レンダラーのプロパティーをリストします。Legend レンダラーのグローバル・プロパティー
プロパティー |
タイプ |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|---|
背景 |
色 |
white |
凡例ボックスの背景色。 |
checkBoxesVisible |
ブール値 |
true |
true の場合は、各エントリーに、
ユーザーが対応するグラフィック・オブジェクトの表示/非表示を切り替えることができるようにするチェック・ボックスが設定されます。 |
前景 |
色 |
black |
凡例ボックスのボーダー色。 |
indexProperty |
ストリング |
null |
インデックスとして使用するオブジェクト・プロパティーを指定します。
複数のプロパティーをコンマで区切って指定できます。各インデックス・プロパティーは、凡例の個別の列に表示されます。 |
inlaid |
ブール値 |
true |
true の場合は、凡例ボックスはダイアグラムに含まれます。
そうではない場合は、別のフレームに表示されます。 |
insideMargin |
整数 |
5 |
凡例要素のまわりのマージン。 |
labelFont |
フォント |
エントリーのラベルで使用されるフォント。 |
|
labelsZoomable |
ブール値 |
false |
ラベルをズーム可能にするかどうかを指定します。 |
layer |
整数 |
30 |
凡例ボックスが追加されるマネージャー・レイヤー。 |
legendVisible |
ブール値 |
true |
凡例を非表示にするか表示します。 |
legendZooming |
ブール値 |
はめ込みの場合は true 、はめ込みでない場合は false 。 |
true の場合は、凡例項目はビューとともにズームされます。 false の場合は、凡例項目はズームされず、ダイアグラムが拡大または縮小されても常に同じサイズのままになります。 |
linksLength |
float[] |
50 |
凡例の各列におけるリンクの長さ。 |
linksWidth |
float[] |
0 |
凡例の各列におけるリンクの幅。ゼロは、ダイアグラムの場合と同じ幅を意味します。 |
maxEntries |
整数 |
10 |
各列のエントリーの最大数。 |
outsideMargin |
整数 |
5 |
凡例のまわりのマージン。 |
位置 |
整数 |
BottomLeft |
凡例がダイアグラム内に配置される位置。 |
scrollDelay |
整数 |
200 |
ダイアグラムのスクロール後に凡例が表示されるまでの遅延
(ミリ秒)。 |
sortingEntries |
ブール値 |
true |
true の場合は、凡例エントリーはアルファベット順にソートされます。 false の場合は、エントリーは、データ・モデルの場合と同じ順序で表示されます。 |
spacing |
整数 |
5 |
凡例の要素間の間隔。 |
title |
ストリング |
null |
列のタイトルを指定します。
複数の値をコンマで区切って渡すことができます。 |
titleFont |
フォント |
列のタイトルに使用されるフォント。 |
|
updateOnPropertyChange |
ブール値 |
false |
true の場合は、オブジェクトのプロパティーがデータ・モデルで変更されたときに、凡例は動的に更新されます。 |
xOffset |
浮動 |
0 |
ダイアグラムのボーダーに対する、凡例の水平オフセット。 |
yOffset |
浮動 |
0 |
ダイアグラムのボーダーに対する、凡例の垂直オフセット。 |
Legend
レンダラーは、オブジェクトごとのレンダリング・プロパティーを一切定義していません。詳しくは、クラス IlvLegendRenderer を参照してください。