LabelLayout レンダラー

LabelLayout レンダラーはレンダラー・アルゴリズムを実行します。 これは、データ・モデルを表すグラフィック・オブジェクトにラベルがあり、ラベル同士の重なりまたはラベルと他のグラフィック・オブジェクトとの重なりを最小化する場合に有用です。 アルゴリズムは、ラベルを元の位置のまわりに移動するか (ノード・レベルの場合)、あるいはリンクに沿って移動して (リンク・ラベルの場合)、重なりを最小化しようとします。
LabelLayout レンダラーは、 Rogue Wave JViews 5.0 から利用可能になったパッケージ ilog.views.graphlayout.labellayout のクラスを使用します。 適用されるラベル・レイアウト・アルゴリズムは、「シミュレーテッド・アニーリング」アルゴリズムです。
以下の表に、LabelLayout レンダラーのプロパティーをリストします。
LabelLayout レンダラーのグローバル・プロパティー
プロパティー
タイプ
デフォルト
説明
enabled
ブール値
true
ラベル・レイアウト・アルゴリズムを使用可能/使用不可にします。
layoutOfGeneralLinkLabelsEnabled
ブール値
true
true の場合は、IlvGeneralLink オブジェクトのラベルがレイアウトされます。 false の場合は、一般リンク・ラベルは変更されないままになります。
layoutOfGeneralNodeLabelsEnabled
ブール値
true
true の場合は、IlvGeneralNode オブジェクトのラベルがレイアウトされます。 false の場合は、一般ノード・ラベルは変更されないままになります。
LabelLayout レンダラーには、オブジェクトごとのレンダリング・プロパティーは一切ありません。
このレンダラーによって使用される IlvAnnealingLabelLayout オブジェクトの任意のプロパティーを設定できます。
詳しくは、クラス IlvLabelLayoutRenderer を参照してください。