レンダラーのカスタマイズ

レンダラーのいずれかをカスタマイズするには、レンダラー名のセレクターおよびレンダラーのプロパティーを設定する宣言を使用して、スタイル・ルールを作成します。 各レンダラーは JavaBean™ によって実装され、 スタイル・ルールで Bean の任意のプロパティー を設定できます。
例えば、LinkLayout レンダラーはクラス IlvLinkLayoutRenderer によって実装されます。 このクラスは performingLayoutOnZoom というプロパティーを定義します。 このプロパティーは、ビューが拡大または縮小されるごとにレイアウト・アルゴリズムの再適用を要求します。 以下のコード例では、このようにレイアウト・アルゴリズムを再適用するように LinkLayout レンダラーをカスタマイズするスタイル・ルールを示します。
スタイル・シートでのレンダラーのカスタマイズ
LinkLayout {
   performingLayoutOnZoom : true;
}
一部のレンダラーには、レンダラーのカスタマイズ・ルールで設定するのではなく、SDM ルールで直接設定できる「デフォルト」プロパティーがあります。 例えば、GraphLayout レンダラーのデフォルト・パラメーターは、適用するレイアウト・アルゴリズムの名前です。 以下のコード例では、SDM ルールで直接、このレンダラーをカスタマイズする方法について示します。
レンダラーの直接カスタマイズ
SDM {
   GraphLayout : "Hierarchical";
}
SDM ルールでの直接カスタマイズは、以下のコード例で示す遠回りの方法の近道になります。
遠回りの方法でのレンダラーのカスタマイズ
SDM {
   GraphLayout : true;
}
GraphLayout {
   graphLayout : "Hierarchical";
}