ツリー・モデルのサンプルは、 IlvDiagrammerApplication のサブクラスです。したがって、『定義済みアプリケーションのカスタマイズ』で説明されている、完全なアプリケーション機能があります。
データ・モデル
TreeSDMModel オブジェクトをロードするために、
このサンプルは、 createDiagrammer メソッドをオーバーライドして、追加の操作を実行します。以下のコード例を参照してください。
protected IlvDiagrammer createDiagrammer()
{
// Create a default tree model. The JTree creates one
// if you don't specify a model: let's use it.
//
TreeModel treeModel = new JTree().getModel();
// Create the IlvDiagrammer instance.
//
IlvDiagrammer diagrammer = super.createDiagrammer();
// Create a default tree model. The JTree creates one
このサンプルでは、
TreeSDMModel のインスタンスを作成し、
それにパラメーターとしてデフォルトのツリー・モデルを渡します。以下のコード例を参照してください。
// Create the Tree -> SDM model adapter.
//
TreeSDMModel sdmModel = new TreeSDMModel(treeModel);
このサンプルでは、以下のコード例で示すように、 IlvDiagrammer インスタンスの SDM エンジンを取得して、
TreeSDMModel インスタンスにそのデータ・モデルを設定します。
// Tell the IlvDiagrammer to use this model:
//
diagrammer.getEngine().setModel(sdmModel);
return diagrammer;
}
スタイル・シート
ツリー・モデルの表示に使用される スタイル・シート は、
<installdir>/jviews-diagrammer89/codefragments/datamodel/treemodel/data に置かれています。
スタイル・シートをロードするには、サンプルへの相対パスをスタートアップ引数として渡します。
public TreeModelDemo()
{
super(new String[]{
"-title", "Tree Model Demo",
"-style", "data/tree.css",
});
}
このスタイル・シートは、以下のコード例に示す 2 つのルールで、さまざまなパラメーターを使用して放射モードのツリー・レイアウトを指定します。
SDM {
GraphLayout : "Tree" ;
}
GraphLayout {
flowDirection : "Bottom";
layoutMode : "RADIAL";
globalLinkStyle : "ORTHOGONAL_STYLE";
position : "300,200";
parentChildOffset : "10";
siblingOffset : "10";
}
また、このスタイル・シートは、さまざまなオブジェクトの色も指定しています。
TreeSDMNode クラスの CSSclass プロパティーは、その名前のために、CSS クラス を指定しているものと CSS エンジンによって自動的に認識されるので、この属性の値をルールで直接使用することができます。
これにより、単純な構文を使用して、オブジェクト・タイプ・レベルで色を設定できるようになります。以下のコード例を参照してください。
node.food {
fillColor2 : "lightgreen" ;
}
// node.treenode[userObject='food'] node.treenode {
// fillColor2 : "lightgreen" ;
// }
コメント行に、food オブジェクトに色を設定する場合の、やや遠回りの代替方法を示しています。
この遠回りの方法は、Java 用 CSS の親子構造を使用しています。Designer では、親子構造はサポートされていないことに注意してください。