データ・ソースのダイアグラム・コンポーネントへの接続

ダイアグラム・コンポーネント ( IlvDiagrammer インスタンス) には、関連した SDM エンジン・インスタンスがあります。 デフォルトで、SDM エンジンは、デフォルトの SDM モデル に接続されます。
以下のように、ダイアグラム・コンポーネントにデータをロードする方法は複数あります。

XML データ・ソース

IlvDiagrammer インスタンスにデータをロードする最も簡単な方法は、モデルに追加するオブジェクトの説明を含む XML ファイルをロードすることです。
ダイアグラム形式の使用可能な XML ファイルがある場合は、Java™ コードを作成する必要は一切無く、それを直接 Designer にロードすることができます。
データ・モデル実装は、XML ファイルから読み込まれたユーザー定義タイプ (タグ) を含む IlvDefaultSDMModel クラスです。
XML ファイルをロードして、その内容を Java コードで表示するには、以下を使用します。
diagrammer.getEngine().setXMLFile("file:example.xml");
XML の高度な使用について詳しくは、『Java での XML データ・ファイルの処理』を参照してください。

JDBC データ・ソース

JDBC™ 準拠のデータベースは、Java コードを作成する必要なしに、Designer にロードすることができます。 例については、「Designer の使用」の『データベースからのデータのインポート』を参照してください。
データ・モデル実装は、ユーザー定義タイプを含まない IlvJDBCSDMModel クラスです。

フラット・ファイルのデータ・ソース

フラット・ファイル、例えば、コンマ区切り値 (CSV) ファイルから Designer にデータを、Java コード作成の必要なしにロードすることができます。 例については、「Designer の使用」の『フラット・ファイルからのデータのインポート』を参照してください。
データ・モデル実装は、ユーザー定義タイプを含まない IlvDefaultSDMModel クラスです。

メモリー内のデータ・ソース

メモリー内のデータ・ソースを使用する場合、基本データ・モデルを効率的にロードして、それを Java コード作成の必要なしに Designer で拡張できます。
初期のデータ・モデル実装は、クラス IlvDefaultSDMModel で、Designer にユーザー定義タイプを追加することができます。

カスタム・データ・モデル

カスタム・データ・モデル・クラスを作成している場合、そのデータ・モデルを IlvDiagrammer インスタンスの SDM エンジンに次のように割り当てることができます。
IlvSDMModel sdmModel = new MyModel();
diagrammer.getEngine().setModel(sdmModel);
データ・モデル実装は、ユーザー定義です。