ShadowEllipse クラス

ShadowEllipse オブジェクトは、次に示すように下に影の付いた楕円オブジェクトです。
shadowEclipse.png
ShadowEllipse
このようなオブジェクトは、IlvGraphic クラスのサブクラスを実装して初めから設計することができます。 IlvGraphic は抽象クラスです。このため、メソッドの中には派生クラスで再定義する必要があるものがあります。このことは、以下のメソッドに当てはまります。
 public abstract void draw(Graphics dst, IlvTransformer t)  
 public abstract IlvRect boundingBox(IlvTransformer t)  
 public abstract void applyTransform(IlvTransformer t)   
 public abstract IlvGraphic copy()  
moveresizerotatecontains などのその他のメソッドには、IlvGraphic 実装のデフォルト実装があります。これらのメソッドとバウンディング・ボックスを変更する他のメソッドは、applyTransform 関数の呼び出しによって実装されます。新規クラスにこれらのメソッドのいくつかを定義する親クラスがある場合は、この親クラスから簡単に関数を継承できます。
ShadowEllipse クラスは、drawcontains、および boundingBox メソッドを定義します。さらに、オブジェクトをストリームに書き込みする際に必要な write メソッドと、ストリームからオブジェクトを読み込むパラメーターとして IlvInputStream を取るコンストラクターを定義します。詳細については、「write メソッド」および「read コンストラクター」を参照してください。これらのメソッドにはデフォルト実装はありません。IlvGraphic クラスの各サブクラスに対するメソッドのバージョンを提供する必要があります。ストリームに追加情報を書き込まない場合は、write メソッドを実装する必要はありませんが、IlvInputStream パラメーターで必ずコンストラクターを定義します。そうしないと、ストリームからオブジェクトを読み込めません。