スタイル・シートへの追加

JViews Diagrammer では、データ・モデル内のオブジェクトを表すグラフィック・オブジェクトの作成とカスタマイズに、Cascading スタイル・シート (CSS) を強力なツールとして使用します。
ウィザード経由でダイアグラムを開始し、XML ファイルからデータを読み込むと、デフォルトのスタイリングが適用されます。
デフォルトのテーマによって与えられるのは簡単な外観だけで、データのすべては表示されません。図「初期ダイアグラムおよびグラフ・レイアウト・カスタマイザー」を参照してください。この振る舞いは、独自のスタイル・ルールを定義することによって変更することができます。
使用したグラフ・レイアウトは、階層型 (左から右へ) です。これは、「スタイル・ルール」の「オプション」セクションにある、「グラフ・レイアウト」オプションによって制御されます。スタイリング・カスタマイザーを表示するには「グラフ・レイアウト」を選択します。次の図を参照してください。
diada_geninitial8.png
初期ダイアグラムおよびグラフ・レイアウト・カスタマイザー
ツリー構造で、デフォルトのスタイル・ルールをすべて表示できます。ツリー内のルールの 1 つを右クリックすると表示される「ルール」メニューを使用して、新規ルールの追加、既存ルールの変更、既存ルールの削除、およびルール優先度 (リスト内でのレベル) の変更を行うことができます。

すべてのノードのルールの選択

ダイアグラム内の、すべてのノードに対して定義されるルールは 1 つです。このルールが、ノードすべてのデフォルトの形状、サイズ、色、ラベルを設定します。「スタイル・ルール」の「node」項目を選ぶと、この一般ルールの適用されるすべてのノードがダイアグラムで選択され、次の図に示すように、「スタイリング・カスタマイザー」にそれらのプロパティーが表示されます。
diada_gennoderule9.png
ノード・ルールの選択
ダイアグラムのノードは、記号によって表されています。
node」ルールの横にあるアイコンに注意してください。このアイコンは、選択されたオブジェクトにそのルールが適用されることを示しています。 場合によっては複数のアイコンが表示されることもあります (「ルールの選択と青色のアイコン」を参照)。
もっとも一般的なルール (node) が、すべてのノードに適用されます。他のルールは、このルールよりも特異性が高くなります。
「スタイル・ルール」で、「node.」を選択することによって、ノード一般に関するルールを設定することができます。最上位レベルのルールは 1 つだけが可能です。つまり、1 つの「node」ルールと 1 つの「link」ルールが可能です。 他のノード・ルールまたはリンク・ルールを作成しようとすると、既存のルールを削除するように求められます。これらの一般ルールは、すべてのノードおよびすべてのリンクに対するデフォルト・プロパティー値の設定と見なすことができます。
XML ファイルで指定されているデータ・モデルには、次のようなユーザー定義タイプのノードとリンクが含まれています。personcouplecouplelink、および childlink これらのタイプは、XML ファイルの最上位レベル要素です。「ノード」を選択し、有効なユーザー定義タイプ、例えば、node.person を指定することで、XML ファイルの任意の非リンク最上位レベル要素にルールが設定できます。特定のルールをノードに適用する方法については、「系統ツリー・ノードのタイプ別のカスタマイズ」を参照してください。

すべてのリンクのルールの選択

ダイアグラム内の、すべてのリンクに対して定義されるルールは 1 つです。このルールがすべてのリンクに対して、デフォルトの線の幅、色、矢印 (該当する場合) を設定します。「スタイル・ルール」の「link」項目を選ぶと、この一般ルールの適用されるすべてのリンクがダイアグラムに選択され、次の図に示すように、「スタイリング・カスタマイザー」にそれらのプロパティー・セットが表示されます。
diada_genlinkrule10.png
リンク・ルールの選択
ダイアグラムのリンクは、形状およびスキン (内容)、オプションの矢印、ボーダー、ラベルがカスタマイズできる一般リンク・オブジェクトによって表されます。
link」ルールの横にアイコンがあります。このアイコンは、選択されたオブジェクト (すべてのリンク) にそのルールが適用されることを示しています。
「スタイル・ルール」で「link」を選択して、一般のリンクに対するルールを設定できます。
XML ファイルで指定されているデータ・モデルには、次のようなユーザー定義タイプのノードとリンクが含まれています。personcouplecouplelink、および childlink これらのタイプは、XML ファイルの最上位レベル要素です。「link」を選択し、有効なリンクのタイプ、例えば、link.childlink を指定することで、XML ファイルの任意のリンク要素にルールが設定できます。特定のルールをリンクに適用する方法については、「系統ツリー・リンクのタイプ別のカスタマイズ」を参照してください。