キーボード・ナビゲーション

キーボード・ナビゲーションとは、マウスを使用しないでアプリケーションと対話する代替手段を指します。 特に、メニューやボタンといった、グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) のさまざまな要素との対話を意味します。 グラフィカル・フレームワークでは、キー入力によってコンテンツ内を移動することができます。
JViews アプリケーションは、基本的には、Swing GUI コンポーネントとマネージャー・ビュー内のグラフィック・オブジェクトで構成されます。
Swing コンポーネント対応のキーボード・ナビゲーションは JDK に付属しています。 一部の Swing 要素 (複数行テキスト・フィールド、JTrees、JTables など) は、タブ・キーを特定的に解釈したり、疑似フォーカス・サイクル・ルートとなったりします。 これらのコンポーネントの場合は、Ctrl+Tab を使用してコンポーネントから出てナビゲートする必要があります。 Tab および Ctrl+Tab を使用して、GUI のすべての要素をナビゲートすることができます。 Enter、Esc、および矢印キーを使用して、メニュー、組み合わせボックス、およびボタンを操作します。 JMenuItem.setAccelerator(KeyStroke) および AbstractButton.setMnemonic(int) を使用して、最重要のメニューやボタンにショートカット・キーを割り当てることができます。
キーボード・アクセラレーター (IlvAcceleratorとそのサブクラス) を使用して、グラフィック・オブジェクトに対するナビゲーションと操作 (IlvGraphic のインスタンス) を実装することができます。 キーボード・アクセラレーターはキー・イベントに関連付けられ、ビューの最高位マネージャーにインストールされます。 また、アクセラレーターは、最高位マネージャーのサブマネージャーにも適用されます。 詳細については、「入力イベントの処理: インタラクターとアクセラレーター」を参照してください。
グラフィック・オブジェクト間のナビゲーションは、マネージャーの選択メカニズムによって処理されます。 詳細については、「マネージャーでの選択」を参照してください。現在どのオブジェクトが選択されているかは選択ハンドルが示します。
JViews Framework のアクセシビリティー機能を説明するサンプルが <installdir>/jviews-frameworkxx/samples/accessibility にあります。