データ・ソースのバインディング

プロジェクトがまだ設定されていない場合に、データ・ソースをダイアグラムに設定するには、 データ・ソースのコンポーネントをダイアグラムに関連付ける必要があります。

XML ファイルの使用

データ・ソースに関連付ける簡単な方法は、ダイアグラム形式の XML ファイルを使用する方法です。
<jvdf:diagrammerView id="diagrammer" data="data/molecule.xml"/>
メモ
XML ファイルがダイアグラム形式でない場合は、 XMLDataSource コンポーネントを使用して XSLT ファイルを指定できます。

値のバインディングの使用

データ・ソースを指定する別の方法として、値のバインディングを使用する方法があります。 この場合、データ・モデルを Bean プロパティーにより指定します。
<jvdf:diagrammerView [...] data="#{diagrammerBean.dataSource}" />
Bean は、その getDataSource メソッドによりデータ・モデルを指定します。
  public IlvDiagrammerDataSource getDataSource() {
    if (dataSource == null)
        dataSource = createDataSource();
    return dataSource;
  }
メモ
JViews Diagrammer JSF コンポーネント・プロパティー は、すべてバインド可能です。
値のバインディング属性を使用するには、Bean を faces-config.xml ファイルまたは managed-beans.xml で宣言する必要があります。
<faces-config>
  <managed-bean>
    <description>A diagram component demo bean</description>
    <managed-bean-name>diagrammerBean</managed-bean-name>
    <managed-bean-class>diagrammerBean</managed-bean-class>
    <managed-bean-scope>session</managed-bean-scope>
  </managed-bean>
</faces-config>
これらの構成ファイルの詳細については、 JavaServer Faces 仕様 (http://java.sun.com/j2ee/javaserverfaces/reference/index.html) を参照してください。

DataSource コンポーネントと XMLDataSource コンポーネント

データ・ソースをダイアグラム・ビューに設定するもう 1 つの方法は、 dataSource コンポーネントと XMLDataSource コンポーネントを使用する方法です。 これらのコンポーネントにより、データ・ソースを作成および構成することができます。 データ・ソースは、メモリーに保管され、ダイアグラム・コンポーネントに設定できる状態になります。
データ・ソースをダイアグラム・コンポーネントに設定する
<jvdf:XMLDataSource filename="data/molecule.xml" id="xmlDataSource" />

<jvdf:dataSource value="#{diagrammerBean.datasource}" />

<jvdf:diagrammerView id="diagrammer" data="xmlDataSource" [...] />

<h:commandButton type="button" value="Set XML Data Source"
 onclick="diagrammer.setDataSourceId(‘xmlDataSource’)" />

<h:commandButton type="button" value="Set Bound Data Source"
 onclick="diagrammer.setDataSourceId(‘dataSource’)" />
この例では、2 つのデータ・ソースを作成します。1 つは XML ファイルから、 もう 1 つはバインドされたダイアグラム・データ・ソースから作成されます。
2 つのデータ・ソースは、メモリー内にあります。そのため、サーバーを照会して、 データ・ソースを切り替えたり、いずれかのコマンド・ボタンをクリックしてページを完全にリフレッシュせずに イメージを更新したりすることができます。 このタスクを実行するには、ダイアグラム・ビューのクライアント・サイド JavaScript プロキシー を使用してください。
ダイアグラム・ビューの最初のデータ・ソースは、 data タグ属性を使用して構成されます。 このタグ属性は、必要なデータ・ソースのコンポーネントの id 属性と一致している必要があります。
これらのプロキシーの使用方法については、「JavaScript オブジェクト」を参照してください。
diagrammer プロパティーにより、 既存の IlvDiagrammer インスタンスをバインドして、 diagrammerView コンポーネントで再使用することができます。
<jvdf:diagrammerView [...] diagrammer="#{diagrammerBean.diagrammer}" />