ベース・テキスト方向に対して次のいずれかの値を設定することは、明示的または静的な割り当てです。
- 左から右
- 右から左
- コンテキスト
特定の要素についてこれらの設定に影響を及ぼす可能性がある唯一の外部要因は、Java API の呼び出しです。
ベース・テキスト方向を次のいずれかの値に設定すると、実行時にベース・テキスト方向が外部から影響を受ける可能性があります。
- 継承
- 例えば、記号が埋め込まれているダッシュボードの基本指定を変更すると、記号のテキスト要素のベース・テキスト方向の値がその変更の影響を受けます。
- コンポーネント方向
- 例えば、記号が埋め込まれているコンテナーの GUI 方向の変更は、記号のテキスト要素のベース・テキスト方向に影響を及ぼします。
実行時におけるこのような変更によって、特定の記号を作成するすべてのテキスト要素のベース・テキスト方向に一貫して動的に影響を及ぼすことができます。
このような実行時の動的変更の場合は、以下の条件を満たす必要があります。
- 記号が埋め込まれているグラフィック・オブジェクトの階層内の最高レベルのベース・テキスト方向に明示的な値が割り当てられていない。 例えば、Dashboard Editor 内でダッシュボード・オブジェクトに値が設定されていないなどです。 値が設定されていると、スタイリング・エンジンと API 呼び出しの間で競合が起こる可能性があります。
- グラフィック・オブジェクトの最高レベルのベース・テキスト方向の値を変更するのに API が使用される。例えば、dashboardObj.setBaseTextDirection(IlvBidiUtil.LEFT_TO_RIGHT)。