記号の理解

記号は、変化するデータの動的表現を提供するために使用されるグラフィック・オブジェクト、パラメーター、および条件の集合です。これは、オブジェクトおよび他の記号で構成されています。作成した記号は、Designer、Dashboard Editor などの他の Rogue Wave® JViews 製品にインポートするか、Rogue Wave JViews Java™ API を直接使用することによって操作します。
CSS ファイルは、形状、テキスト、IVL ファイル、イメージ、および記号の構成に使用される他の記号のタイプおよび位置を含めて、記号を表すのに必要な情報を保存するために使用されます。記号データは、パレット・ファイル構造内に保存されます。次の図に、パレットの物理的な構造を示します。
diasym_symbolstructure5.png
パレットの記号の構造
記号は、Symbol Editor を使用して作成された簡単なグラフィック・オブジェクト、またはグラフィック・デザイナーによって作成された標準グラフィック・パッケージからインポートされたより複雑なイメージをベースにしています。以下のグラフィック標準がサポートされています。
  • ポータブル・ネットワーク・グラフィックス (.png)
  • ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ (.jpg)
  • 図形交換形式 (.gif)
  • スケーラブル・ベクトル・グラフィック (.svg,.svgz)
  • Rogue Wave JViews グラフィック (.ivl)

Symbol Editor のプロジェクトのプランニング

記号を作成する前に、記号が使用されるアプリケーションの種類がわかっている必要があります。例えば、BAM アプリケーションは、たまにしか更新しない少量の特定のデータのみを提示します。この種のデータには、主要業績評価指数などがあります。こうしたアプリケーションの記号は、グラフィックが多く、インテリジェンスを追加するために多くの変換を統合します。これに対して、SCADA アプリケーションは、何百もの記号を使用して、リアルタイムで更新される膨大な量のデータを提示します。この場合、できるだけメモリー消費の少ない軽い記号を作成することが不可欠です。
アプリケーション条件に一致する記号を作成できるように、次の図に示されているユース・ケースに従うのが最善の策です。
diasym_symboleditorusecase6.png
記号作成のユース・ケース
  1. マネージャーが最初のダッシュボード要求を発行します。
  2. アプリケーション・デザイナーは、作成されるアプリケーション、および必要な記号を設計します。
  3. アプリケーション・デザイナーは、パラメーター、制約、およびルック・アンド・フィールを記号ごとに定義します。
  4. グラフィック・デザイナーは、グラフィックスを作成します。
  5. 記号デザイナーは、Symbol Editor を使用して記号を作成します。
  6. 開発者は、Rogue Wave JViews アプリケーションを使用して、記号をアプリケーションに統合します。
アプリケーションは、アプリケーション・デザイナーおよびマネージャーによって承認されます。