縮尺バー Bean は、 IlvJAutomaticScaleBar クラスによって表されます。この Bean を使用すると、表示された縮尺バーで距離を推測することができます。
縮尺バーの例を、「縮尺バー」に示します。
縮尺バー
アプリケーションへの Bean の包含
縮尺バー Bean をアプリケーションに含めるには、次のコード行を記述します。
IlvJAutomaticScaleBar graphicScale = new IlvJAutomaticScaleBar(); graphicScale.setView(view);
Swing コンテナーへの Bean の追加
次のようにして、この Bean を Swing 階層に追加することができます。
panel.add(graphicScale, BorderLayout.SOUTH);
縮尺バー Bean は、次にそれ自体を付加して、ビューのマネージャーの IlvDisplayPreferencesProperty プロパティーに関する通知を受け取ります。基底となる IlvDisplayPreferences が変更されると (「表示設定エディター」を参照)、距離を表示するのに使用する単位も変更されます。
IlvDisplayPreferencesProperty 設定には関係なく、アプリケーション・コードで setFarUnit および setNearUnit メソッドを呼び出して、縮尺バー Bean では特定の単位を強制的に使用させることもできます。縮尺バーの表示の変更
以下のコントロールで、縮尺バーの表示を変更します。
- 縮尺バーおよびコンポーネントのボーダー間に余白を設定するには、次のコードを使用します。
- 縮尺のテキストおよび縮尺バーの間のテキスト・スペースを設定するには、次のコードを使用します。
graphicScale.setMarginHeight(2); graphicScale.setMarginWidth(2); graphicScale.setTextSpacing(2);
- 縮尺バーを描くのに使用されるスタイルを設定するには (ダブルあるいはシングル・スケール - 代替色かどうか)、次のコードを使用します。
graphicScale.setScaleStyle(IlvScaleBar.DOUBLE_DASH_SCALE_EVEN);
- ラベルの表示方法を変更するには、次のコードを使用します。
graphicScale.setScaleTextMode(IlvScaleBar.THREE_LABELS);
- 縮尺バーの高さを設定するには、次のコードを使用します。
graphicScale.setScaleHeight(10);