地図概要 Bean は、 IlvJOverview クラスによって表されます。地図概要 Bean は、ターゲット・マネージャー・ビューの表現を表示し、ユーザーが関心のあるビュー領域へとナビゲートするのを可能にします。
「地図概要」パネルの例を、「「概要」パネル」に示します。
このセクションで説明されているコードをすべて含む Map Builder のデモ用ソース・コードについては、
<installdir>
/jviews-maps89/samples/mapbuilder/index.html をご覧ください。
![overviewwin.png](../usrprgmaps/_media/overviewwin_default.png)
「概要」パネル
アプリケーションへの Bean の包含
地図概要 Bean をアプリケーションに含めるには、次のコード行を記述します。
IlvJOverview overview = new IlvJOverview(); overview.setView(view);
Swing コンポーネントへの Bean の追加
次にこれを Swing コンポーネントに追加します。
panel.add(overview, BorderLayout.CENTER);
適用される Swing レイアウトの制約にかかわらず、概要のサイズが同じであることを確認してください。これを行うには、以下のような行を使用します。
overview.setSize(200, 100); overview.setPreferredSize(overview.getSize()); overview.setMinimumSize(overview.getSize());
インタラクションおよび性能のカスタマイズ
ユーザーが概要やコントロール矩形と対話する方法を、次のようにしてカスタマイズできます。
- インタラクターの描画方法を変更するには、以下の行を使用します。
overview.setDrawingStyle(IlvManagerMagViewInteractor.Wire); overview.setLineWidth(3); overview.setResizeHandleSize(6);
- ユーザーが概要をサイズ変更できるようにするには、以下の行を使用します。
overview.setResizingAllowed(true);
- ビューの可視領域が常に概要ウィンドウ内にあることを確認するには、以下の行を使用します。
overview.setAutoTranslating(true);
- 概要およびビューの間で一定のズーム率を維持するには、以下の行を使用します。
overview.setAutoZooming(true);
- 概要を更新する割合を制限してアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。
overview.getOverviewView().setRepaintSkipThreshold(500);