保存されるファイル

地図を保存すると 2 つのファイルが作成されます。
  • 必須 .ivl ファイル - 地図に関する全情報およびすべての地図オブジェクトを含む (テーマ のみが保存された場合は除く。「地図の保存と再ロード」を参照)。
  • .img ファイル - 再ロード時に素早くアクセスできるように、独自形式の地図ラスター・データを含む。このファイルは、地図にイメージが含まれない場合は作成されません。

.ivl ファイル

.ivl 形式は、IlvManager オブジェクトを保存するときに使用される標準 Rogue Wave® JViews ファイル形式です。『基礎編JViews Framework』の「保存と読み込み」を参照してください。このファイルには基本的に、以下が含まれます。
例えば、JViews Maps 8.1 では、地図モデル全体、およびすべての関連情報が名前付きプロパティーとして IlvManager に格納され (「地図特有のマネージャー・プロパティー」を参照)、.ivl ファイルに保存されます。

.img ファイル

JViews Maps により現在提供される地図の再読み込みパフォーマンスを実現するために、イメージ・オブジェクトのラスター・データは .ivl ファイルに保存されません。これは .ivl ファイルの読み込み時間を遅くするからです。代わりに、すべてのラスター・データは別個の .img ファイルに保存されます。地図を再ロードすると、このファイルは直接メモリーにマッピングされるので (オペレーティング・システムで許可されれば)、素早いアクセスが可能でおよび事実上の解析時間がありません。
地図にイメージが含まれていない場合、.img ファイルは .ivl ファイルと一緒には生成されません。
最後に、.ivl および .img ファイル拡張子は、マップ・ビルダーによって定義されます。しかし、API を使用して、任意のファイル名を保存する地図に付けることができます。保存および読み込みプロセスで一貫性を保つかどうかはユーザーの選択によります。