保存と読み込み

マネージャーには、その内容をファイルに保存する機能があります。結果ファイルは .ivl 形式の ASCII またはバイナリー・ファイルで、レイヤーとグラフィック・オブジェクトに関する情報が含まれています。
保存メソッドは次のようになります。
void write(OutputStream stream, boolean binary) throws IOException  
void write(String filename) throws IOException 
void write(String filename, boolean binary) throws IOException 
ASCII ファイルまたはバイナリー・ファイルのどちらでもデータを保存できますが、バイナリー形式の方が ASCII 形式に比べよりコンパクトで迅速に読み込めます。
読み込みメソッドは次のようになります。
void read(InputStream stream) throws IOException, IlvReadFileException 
void read(String filename) throws IOException, IlvReadFileException 
void read(URL url) throws IOException, IlvReadFileException 
read メソッドは、次のような状況の場合、例外をスローします。
  • ファイルが .ivl ファイルでない。
  • .ivl 形式が正しくない。
  • グラフィック・クラスが見つからない場合。
read メソッドは、.ivl ファイルが ASCII ファイルであるかバイナリー・ファイルであるかを自動的に検出します。
独自のグラフィック・オブジェクトに関する情報の保存、読み込みは、そのグラフィック・オブジェクト・クラスを作成する際に適切なメソッドを提供することで可能になります。詳細については、「入出力操作」および「オブジェクト記述の保存とロード」を参照してください。
重要
IlvManager オブジェクトをシリアライゼーションする推奨方法は IVL を介したシリアライゼーションで、Java によるシリアライゼーションではありません。シリアライゼーションは IlvIcon やその他のクラスなどのグラフィック・オブジェクトを含むマネージャーに対しては機能しません。これらのクラスは、シリアライゼーションできない Java SE オブジェクトを内部管理するためです。