SubGraph
レンダラーは、データ・モデルのサブグラフを展開可能および折りたたみ可能なノードとして表示します。
このレンダラーは、データ・モデルが階層型の場合、つまりサブノードおよびサブリンクがあるノードが含まれている場合に有用です。オンデマンド・ロード展開可能なノードの状態は、2
つの状態 (展開または折りたたみ)
のいずれかになります。
展開時にはサブオブジェクトが表示され、そのまわりにフレームが表示されます。
展開可能なノードが折りたたまれた場合は、そのサブオブジェクトは非表示になり、折りたたまれたノードは単純なノードと同じようになります。
スタイル・シートでフレームの外観および折りたたまれたノードの外観をカスタマイズできます。
展開可能なノードは、左上隅に表示されたアイコンをクリックすることでインタラクティブに折りたたみおよび再展開できます。
以下の表に、
SubGraph
レンダラーのプロパティーをリストします。SubGraph レンダラーのグローバル・プロパティー
プロパティー |
タイプ |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|---|
loadOnDemand |
ブール値 |
false |
true に設定すると、折りたたまれたサブグラフ内のグラフィック・オブジェクトは、サブグラフがはじめて展開されたときにのみ作成されます。
これを使用することで、アプリケーションの起動時間を短縮できます。 |
savingExpandedState |
ブール値 |
false |
true の場合は、サブグラフの状態
(展開または折りたたみ)
をデータ・モデルに保存できます。 |
subObjectsSelectionAllowed |
ブール値 |
true |
展開されたノードのサブノードおよびサブリンクの選択を許可/禁止します。 |
以下の表に、
SubGraph
レンダラーのオブジェクトごとのレンダリング・プロパティーをリストします。SubGraph レンダラーのオブジェクトごとのプロパティー
プロパティー |
タイプ |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|---|
Expandable |
ブール値 |
true |
このプロパティーは、ノードがサブグラフになるかどうかを決定します。
値が true の場合は、ノードは、子を持つことができるサブグラフとして表されます。
値が false の場合は、ノードは標準ノードとして表され、潜在的な子は、ルート・レベルに表示されます。 |
FrameGraphic |
IlvGraphic |
フレームのカスタム・グラフィック・オブジェクトを指定します。
このプロパティーを特殊値「 default” 」に設定することで、
(タイトル・バー付きの矩形として表示される)
デフォルト・マネージャー・フレームを使用できます。 |
|
FrameMargin |
float または float,float,float,float |
10 |
フレームとサブオブジェクト間のマージンを設定します。単一値を指定すると、その値が
4 つの側面に使用されます。
4 つの値を指定した場合は、それぞれ左、上、右、下のマージンを表します。 |
InitiallyExpanded |
ブール値 |
true |
拡張可能なノードの初期状態を設定します。 |
MinusGraphic |
IlvGraphic |
「折りたたみ」アイコンのカスタム・グラフィック・オブジェクトを指定します。 |
|
MinusGraphicPosition |
整数 |
TopLeft |
ノードのバウンディング・ボックス内の「折りたたみ」アイコンの位置を指定します。
指定可能な値は、クラス IlvDirection で定義されます。 |
PlusGraphic |
IlvGraphic |
「展開」アイコンのカスタム・グラフィック・オブジェクトを指定します。 |
|
PlusGraphicPosition |
整数 |
TopLeft |
ノードのバウンディング・ボックス内の「展開」アイコンの位置を指定します。
指定可能な値は、クラス IlvDirection で定義されます。 |
メモ
以前のバージョンの Rogue Wave® JViews との互換性のために、
スタイル・シートで名前
SubGraph
の代わりに名前 ExpandCollapse
を使用できます。
この 2 つの名前は等価です。詳しくは、クラス IlvSubGraphRenderer を参照してください。