DrillDown レンダラー

DrillDown レンダラーにより、ビューを拡大していって、より多くのオブジェクトを表示できます。 オブジェクトは、オブジェクト・プロパティー DrillDownZoom に従って構成される可視性フィルターを使用して、別のマネージャー・レイヤーにディスパッチされます。 同じドリルダウン・ズームのオブジェクトはすべて、ビューのズーム・レベルがドリル・ダウン・ズームより大きい場合にのみ表示されるマネージャー・レイヤーに配置されます。
以下のコード引用で、DrillDown レンダラーを使用可能にする方法を示します。
SDM {
  DrillDown: "true";
}
以下の表に、DrillDown レンダラーのグローバル・プロパティーをリストします。
DrillDown レンダラーのグローバル・プロパティー
プロパティー
タイプ
デフォルト
説明
showingIndicator
ブール値
false
現在のズーム・レベルでは一部のオブジェクトが表示されていないことをユーザーに警告するためにアイコンをビューの左上隅に表示するかどうかを指定します。 ユーザーが十分に拡大してすべてのオブジェクトが表示されると、インディケーターは非表示になります。
以下のコード引用で、DrillDown レンダラー・グローバル・プロパティーを構成する方法を示します。
DrillDown {
  showingIndicator: "true";
}
以下の表に、DrillDown レンダラーのオブジェクトごとのプロパティーをリストします。
DrillDown レンダラーのオブジェクトごとのプロパティー
プロパティー
タイプ
デフォルト
説明
DrillDownZoom
double
0
オブジェクトが表示される最小ズーム・レベルを指定します。
以下のコード引用では、データ・モデル・プロパティーに基づいてオブジェクトのドリルダウン・ズーム・レベルを指定する方法を示します。 このシナリオでは、データ・モデル・プロパティー distance に従ってリンクが表示されるようになります。
ドリルダウン・ズーム・レベルの指定
link[distance>="1000"] {
  DrillDownZoom : "0";
}
link[distance<"1000"] {
  DrillDownZoom : "2";
}
link[distance<"100"] {
  DrillDownZoom : "4";
}
link[distance<"10"] {
  DrillDownZoom : "8";
}
詳しくは、クラス IlvDrillDownRenderer を参照してください。