以下に説明するメソッドを適宜使用して、ダイアグラムとのインタラクション、ビューの制御、ダイアグラムの編集、オブジェクトへのレイアウトの適用、およびダイアグラムの印刷を行うことができます。
ダイアグラムとのインタラクション
以下のメソッドは、どのインタラクションがダイアグラム・コンポーネントのユーザーに使用可能か、すなわち、ユーザーがクリックしたときに何が起きるかを決定します。
- setZoomMode: ビューを拡大または縮小できます。
- setPanMode: ビューを任意の方向に移動できます。
- setSelectMode: オブジェクトを選択/選択解除できます。
- setEditLabelMode: 新規オブジェクトのラベルを作成時に編集できます。
ビューの制御
スクロールの場合は、 setScrollable メソッドを使用して、ダイアグラム・スクロール・バーの可視性を制御することができます。
ズーミングの場合は、以下のメソッドが使用できます。
- fitToContents メソッド - ダイアグラム全体が表示されるようにします。
- resetZoom メソッド - ズーム倍率を 1:1 にリセットします。
ダイアグラムの編集
IlvDiagrammer クラスは、編集を完全にサポートします。すなわち、ダイアグラム・コンポーネントに基づいてエディターを作成するために必要なメソッドは以下のようにすべて提供されています。
- オブジェクト・プロパティーを編集する場合は、 setObjectProperty メソッドと getObjectProperty メソッドを使用して、プロパティー値を編集します。
ダイアグラムの印刷
高度なメソッド
IlvDiagrammer クラスのメソッドを使用して最も一般的なタスクを実行できますが、ダイアグラム・コンポーネントを拡張する必要が生じたり、
IlvDiagrammer クラスでは直接使用できない高度な機能にアクセスする必要が出てきたりする場合がしばしばあります。
この理由で、 getEngine、 getView、 getSelectInteractor、 getPrintingController などのメソッドは、高度な機能を実装する低レベル・オブジェクトへのアクセスを可能にします。