調整モード

Rogue Wave® JViews Diagrammer アプリケーションは、SDM を使用してモデル内の変更を計算します。 デフォルトでは、SDM で変更の計算と検証が行われた後、これらの変更の影響を受けるグラフィック・オブジェクトが再計算されます。
IlvSDMEngine におけるこのプロセスの効率を上げるには、IlvSDMEngine.setAdjustingMode(true) を呼び出します。 そうすると、SDM はすべての変更を瞬時に処理するようになります。 IlvSDMEngine.setAdjustingMode(true) を呼び出すと、調整シーケンスが開きます。 調整シーケンスを閉じるには、IlvSDMEngine.setAdjustingMode(false) を呼び出します。
あるいは、IlvSDMEngine.clearAdjusting() を使用して調整シーケンスを閉じることもできます。 また、このメソッドは、モデルの変更を検証しますが、SDM が変更を処理できないようにします。 このメソッドを使用するのは、モデルの変更が描画にまったく影響しないことを確認できた場合だけにしてください。
次のコード例は、調整モードを使用する方法を示しています。
IlvSDMEngine engine = ... ;

try {
  engine.setAdjusting(true);

  // perform changes on diag model, i.e. engine.getModel()

} finally {
  // commit changes
  engine.setAdjusting(false);
  // or commit silently: 
  //engine.clearAdjusting();
}