リンク可視性の管理

リンクの可視性は、ノードの可視性とは独立して制御できます。そのため、ソース・ノードと宛先ノードが非表示でも、リンクを表示することができます。
リンクの可視性を、終了ノードの可視性と関連付けることができます。この場合、リンクの可視性は個別に制御できなくなります。ソース・ノードと宛先ノードが非表示の場合、リンクは自動的に非表示になります。この振る舞いを有効にするには、グラファーのマネージャー・リスナーとして IlvLinkVisibilityHandler をインストールする必要があります。
IlvGrapher grapher = new IlvGrapher(); 
grapher.addManagerContentChangedListener(new IlvLinkVisibilityHandler());
リンク可視性ハンドラーをインストールすると、ハンドラーで管理するリンクと管理しないリンクを選択できます。
管理リンクの可視性は、終了ノードの可視性から派生します。非管理リンクの可視性は、終了ノードの可視性から独立しており、setVisible で管理できます。デフォルトでは、すべてのリンクが管理されています。「非管理として可視性を制御するリンクを設定する」は、非管理として可視性を管理するリンクの設定について説明しています。
非管理として可視性を制御するリンクを設定する
// install a link visibility handler. All links are managed.
grapher.addManagerContentChangedListener(new IlvLinkVisibilityHandler());
// mark one link as unmanaged
IlvLinkImage link = ...
IlvLinkVisibilityHandler.setManaged(link, false);
// the visibility of the unmanaged link can be controlled independently
grapher.setVisible(link, false, redraw);
メモ
入れ子グラファーでは、サブグラファーにおけるすべてのリンクの可視性を管理するため、リンク可視性ハンドラーを、ツリー・コンテンツ変更リスナーとして最上位レベルのグラファーにインストールするだけで十分です。「入れ子マネージャーにおける内容変更イベント」を参照してください。