マウス・ポインターを重ねたときの強調表示の管理

マネージャーでは、マウス・ポインターをオブジェクトの上に重ねたときに、そのオブジェクトを強調表示することができます。
マネージャー内でそのオブジェクトを強調表示するために、マネージャーは選択されたオブジェクトの上に重ねて描画する特定のイメージを強調表示効果として作成します。デフォルトで、マウスを重ねたときの強調表示は有効になっていません。有効にする場合、まず最初に使用する強調表示効果を指定する必要があります。
強調表示効果として使用されるイメージは Java2D の一時的な成果物であり、内部で管理されているので操作することはできません。
各効果は、通常のオブジェクト表示上に Java 2D イメージ操作を通して適用され、その後、不透明のセットですべてのオブジェクトの上に表示されます。
マネージャーは、5 つの既定効果を提供します。
  • 色の反転: これは、各カラー要素 (赤、緑、青) の強度を変更します。例えば、赤いオブジェクトは、黄色で強調表示されます。
  • ぼかし: 強調表示されたオブジェクトがぼかして表示されます。
  • 明瞭: オブジェクトの描画時に使用される色が明るくなります。これは、既に明瞭に表示されているオブジェクトには効果がないかもしれません。
  • グレースケール: オブジェクトの色がグレーの色調に変換されます。
  • シャープ: オブジェクトのボーダーがくっきり鮮明に表示されます。
  • なし: 強調表示効果を解除します。
6 つの効果 (カスタム) は、「ユーザー定義の強調表示効果の作成」に詳細に説明されています。
マウス・ポインターを重ねたときの強調表示効果を選択するには、 setHoverHighlightingMode を呼び出します。
メモ
  1. マウス・ポインターを重ねたときの強調表示効果は、最上位レベルのマネージャーでの設定時にのみ使用されます (入れ子マネージャーについての詳細は、「入れ子マネージャーと入れ子グラファー」を参照)。
  2. マウス・ポインターを重ねたときの強調表示モードと操作は永続的ではありません (「ユーザー定義の強調表示効果の作成」を参照)。これは、情報が ivl ファイルに保存されていないという意味です。