選択オブジェクト

マネージャーを使用するとオブジェクトを選択できます。マネージャー内の選択されたオブジェクトを表示するために Rogue Wave JViews は選択オブジェクトを作成し、選択されたオブジェクトの上部に描画します。選択オブジェクトの例として、指定したオブジェクトの周囲に描画されたハンドル・セットがあります。
選択オブジェクトはマネージャーに保存されます。これらのオブジェクトは通常のグラフィック・オブジェクトと異なり、内部的に管理されるため操作できません。
グラフィック・オブジェクトを選択すると、選択オブジェクトが作成されグラフィック・オブジェクトの上部に描画されます。選択オブジェクトは、クラス IlvSelection のサブクラス・インスタンスです。それ自体はグラフィック・オブジェクトでもあります。クラス IlvSelection はサブクラス化された抽象クラスで、特定のグラフィック・オブジェクトの選択に特殊化された選択オブジェクトのクラスを複数作成します。例えば、クラス IlvSplineSelection は、 IlvSpline オブジェクトを選択するための選択オブジェクトです。
グラフィック・オブジェクトのデフォルト選択オブジェクトは、クラス IlvDrawSelection のインスタンスです。このクラスは、4 つの側それぞれと各隅に 1 つずつ、オブジェクトの周囲に 8 つのハンドルを描画します。