ハイコントラスト・モードは視覚障害者の方を支援します。
Microsoft Windows システムでは、ハイコントラスト・モードは「コントロール パネル」から使用できます (Windows 7 の「コンピューターの簡単操作センター」およびその他の Windows バージョンの同等機能)。
Java™
でハイコントラスト・モードを検出するには、IlvSwingUtil.isHighContrastModeユーティリティーを使用します。
ハイコントラスト・モードは、すべての標準 Swing GUI 要素 (JPanel、JButton など) に影響を及ぼします。
カスタム Swing 要素の場合は、ハイコントラスト・モードに適応するためには、専用のコードを必要とすることがあります。
JViews Framework では、ラベルのフォントをより大きいものに設定したり、グラフィック・オブジェクトの色をより明るいものに設定したりできますが、ハイコントラスト・モードをオンに切り替えるワンステップ API はありません。
ご使用のアプリケーションでハイコントラスト・モードをサポートするには、次のコード例に示すように、ビュー背景を適切に設定し、すべてのオブジェクトに対して、それらの色、フォント、およびサイズを繰り返し設定します。
void setHighContrast(IlvManager manager, IlvManagerView mgrview, boolean on)
{
// set the selection handle color to light or dark depending on the mode
manager.deSelectAll(true);
IlvHandlesSelection.defaultHandleColor =
on ? new Color(180,180,255) : Color.black;
//the view background
mgrview.setBackground(on ? Color.black : Color.white);
Font normalContrastFont = new Font("dialog", "bold", 12);
Font highContrastFont = new Font("dialog", "bold", 16);
IlvGraphicEnumeration e = grapher.getObjects(true);
while (e.hasMoreElements()) {
IlvGraphic g = e.nextElement();
if (g instanceof IlvText) {
IlvText text = (IlvText)g;
text.setForeground(on ? Color.white : Color.black);
text.setFont(on ? highContrastFont : normalContrastFont);
} else if (g instanceof ...) {
... other adaptions for other graphic objects ...
}
}
mgrview.repaint();
}
JViews Framework のアクセシビリティー機能を説明するサンプルが <installdir>/jviews-frameworkxx/samples/accessibility にあります。