スタイリングしたテキストを使用してドキュメントを作成する IlvFlow クラス

ドキュメントは、以下のいずれかの方法で埋めることができます。つまりページの作成を決定し、 IlvPrintableObjectインスタンスで埋め、ドキュメントに追加するか、あるいはスタイリングしたテキストを含むドキュメントを作成します。2 つ目の場合では、 IlvFlow クラスを使用します。
IlvFlow クラスは、 印刷するドキュメントの内容を構成するスタイル属性を持つテキストのフローを表します。1 つのドキュメントには、IlvFlow オブジェクトを 1 つだけ適用できます。これは以下を使用して作成します。
public IlvFlow IlvPrintableDocument.getFlow()
フローを作成したら、以下のメソッドを使用してその内容を指定できます。
  • void add(String text)
    現在のパラグラフに指定したテキストを追加します。
  • void add(Image image, int alignment)
    その行に指定した整列方法で、テキストの現在の行にイメージを追加します。
  • void add(IlvFlowObject object, int alignment)
    その行に指定した整列方法で、テキストの現在の行にオブジェクトを追加します。
IlvFlowObject インターフェースにより、ほぼすべての種類の描画をフローに追加することができます。 Rogue Wave® JViews パッケージの中には、Rogue Wave JViews Charts コンポーネントをテキストのフローに追加できるように、このインターフェースを実装するクラスを提供しているものもあります。
また、以下のメソッドを使用して、フローのパラグラフとページを制御することでもできます。
  • void newLine()
    テキストのフローで新しいパラグラフを開始します。
  • void newPage()
    テキストのフローで新しいページを開始します。
フローに追加された各テキストは、以下のメソッドでスタイリングできます。
  • void setTextStyle(IlvFlow.TextStyle style)
このメソッドを呼び出して、現在のテキスト・スタイルを変更します。これは、フローに追加された次のテキストで使用されます。TextStyle オブジェクトを使用すると、テキストの色 (背景色と前景色)、使用するフォント、およびパラグラフの整列を変更できます。