汎用的な印刷フレームワークは、Rogue Wave® JViews パッケージの印刷要件を満たすように設計、実装されていますが、その他の印刷アプリケーションにも対応しています。印刷フレームワークは、
Model-View-Controller (MVC) アーキテクチャーに基づいており、
以下の機能で構成されています。
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フレームワークは、印刷可能ドキュメントの作成に使用できる一連のクラスを備えています。組み込まれたドキュメント・クラスとページ・クラスを使用すると、印刷ドキュメントを容易に作成できます。
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印刷フレームワークでは、プレビュー・フレームおよびツールバーなどの UI コンポーネントを提供します。これによって、作成したドキュメントをプレビューできます。また、用紙のサイズや向き、ヘッダーおよびフッターといった、ページ設定のためのカスタマイズ可能なダイアログ・ボックスが用意されています。
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印刷コントローラーは、印刷するドキュメントおよびプレビュー・フレームを管理する上位レベルのクラスです。これを使用すると、「印刷」ダイアログ・ボックスまたは「ページ・セットアップ」ダイアログ・ボックスの呼び出し、ドキュメントのプレビュー、および選択プリンターへのドキュメントの送信を行えます。
複数ページの印刷プロセスは次のようになっています。
- ドキュメント・モデル・クラスを使用して、 IlvPrintableDocument オブジェクトを作成し、テキストで埋めます。
- 作成した
IlvPrintableDocument
オブジェクトの IlvPrintingController オブジェクトを作成します。次に、そのメソッドを呼び出して、IlvPrintableDocument
をプレビューして印刷することができます。