Rogue Wave JViews ライブラリーの一部であり、個々のグラフィック・オブジェクトと連動するすべてのインタラクターは、入れ子マネージャーまたはグラファーに埋め込まれたオブジェクトと連動できます。
これは、次の目的で使用します。
IlvSelectInteractor
を使用した入れ子マネージャー内でのオブジェクトの選択と編集 (「入れ子マネージャーの選択インタラクター」を参照)。- IlvMakeLinkInteractor を使用したリンクの作成と、入れ子マネージャーのグラフ間リンクの作成 (「IlvMakeLinkInteractor を使用したリンクの作成」を参照)。
オブジェクト作成インタラクターと特定のオブジェクト・インタラクターを持つこともできます。
インタラクターの作成
グラフィック・オブジェクトのインタラクティブな作成を可能にする同じインタラクターを使用すると、サブマネージャー内で直接オブジェクトを作成することもできます。
このようなインタラクターはすべて同じ枠組に従っています。
入れ子マネージャーで最初のマウスのクリックによりインタラクションを開始すると、
作成したオブジェクトがマネージャー内に配置されます。これは、 IlvMakeRectangleInteractor および IlvMakePolyPointsInteractor のすべてのサブクラスのケースです。これらのクラスは、それぞれ矩形形状および一連のポイントを個々に使用してオブジェクトを作成する基本クラスです。また、ラベルの作成を可能にする IlvEditLabelInteractor のケースでもあります。
オブジェクト・インタラクター
オブジェクト・インタラクター ( IlvObjectInteractor のインスタンス) とは、特定のグラフィック・オブジェクトのインタラクションを提供するオブジェクトです。詳細については、『JViews Framework基本編』の「オブジェクト・インタラクター」を参照してください。
入れ子マネージャーの階層に含まれるグラフィック・オブジェクトに設定されているオブジェクト・インタラクターは、引き続き親マネージャーにアタッチされたビューから送信されるイベントを受け取ります。このようなグラフィック・オブジェクトで使用できるオブジェクト・インタラクターを記述する場合も違いはありません。