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Rogue Wave Views ロケールのサポート
ロケール名はシステムに依存していますが、各システムにはロケール情報を識別する独自の方法があります。Rogue Wave® Views は、システムに依存しないスキームをローカライゼーション向けにサポートしています。
Rogue Wave Views ロケール名
Rogue Wave Views がロケールに依存した情報をシステムに依存しない方法で使用するために、Rogue Wave Views は、システムに依存しない名前を持つ Rogue Wave Views ロケール の概念を定義します。このロケールは以下の形式になっています。
ll_TT.encoding
ここで:
ll は、language name の小文字 2 文字の略語です。
TT は、territory name の大文字 2 文字の略語です。
encoding は、使用されている code set or encoding methodcode set or encoding method を識別する文字列です。
たとえば、Rogue Wave Views のロケール名が fr_FR.ISO‑8859‑1 の場合、fr は言語名つまりフランス語を、FR は地域名つまりフランスを、ISO‑8859‑1 は言語のエンコード方式つまり ISO 8859‑1を表します。
以下は、UNIX プラットフォーム上での Rogue Wave Views ロケール名の数例です。
* fr_FR.ISO-8859-1
* de_DE.ISO-8859-1
*ja_JP.EUC-JP
* ja_JP.Shift_JIS
以下は、Windows プラットフォーム上での Rogue Wave Views ロケール名の数例です。
*fr_FR.windows-1252
*de_DE.windows-1252
*ja_JP.Shift_JIS
言語名の仕様
Rogue Wave Views ロケールでは、ISO 639 言語名の表記規格コードで言語名が指定されています。以下に、例をいくつか示します。
*en (英語)
*fr (フランス語)
*de (ドイツ語)
*ja (日本語)
ISO 639 標準は、次の Web サイトで確認できます。
http://www.loc.gov/standards/iso639-2/ascii_8bits.html
または ftp://std.dkuug.dk/i18n/iso-639-2.txt
一般的には、ISO 639 標準は、次の Web サイトで確認できます。
http://userpage.chemie.fu-berlin.de/diverse/doc/ISO_639.html
地域名の仕様
Rogue Wave Views ロケールでは、ISO 3166 国名の表記規格コードで地域名が指定されています。
ISO 3166 標準は、次の Web サイトで確認できます。
http://www.iso.org/iso/country_codes/iso_3166_code_lists/english_country_names_and_code_elements.htm
以下に、例をいくつか示します。
*US (米国)
*NL (オランダ)
*FR (フランス)
*DE (ドイツ)
*JP (日本)
エンコーディングの仕様
Rogue Wave Views では、エンコーディングがコード・セット、すなわち言語に使用されているエンコード方式を識別します。以下はエンコード方式の例です。
*ISO-8859-1 (ISO 8859/1)
*Shift_JIS (Shift Japanese Industrial Standard)
IANA により登録されている文字エンコーディングが使用可能です。現在は、リファレンス:エンコーディング・リストに記載されている文字セットのみが Rogue Wave Views でサポートされています。これらの文字セットは、MIME での表記を専ら使用しています。
詳細については、以下の Web サイトを確認してください。
http://www.iana.org/assignments/character-sets
ロケールの Rogue Wave Views サポートを判断する
Rogue Wave Views が適切なロケールをサポートしているかどうかを判断するには、次のプログラムを実行します。
メモ: この例では、実際のアプリケーションでは使用すべきではないプライベート・コードを使用しています。
#include <ilviews/ilv.h>
#include <ilviews/base/locale.h>
 
int main(int argc, char* argv[])
{
if (!IlvSetLocale()) {
exit(1);
}
char* stdLocale = IlLocale::GetStdLocaleName(setlocale(LC_CTYPE, NULL));
if (stdLocale)
IlvPrint(“Standard Views locale name: %s\n”, stdLocale);
else
IlvPrint(“Views does not support this locale.\n”);
 
return 0;
}
たとえば、HP-UX システムで LANG を fr_FR.iso88591 に設定している場合、あるいは Solaris システムで LANG を fr に設定している場合、次のようになります。
Standard Views locale name:fr_FR.ISO-8859-1
Windows システムで 日本語に設定している場合は、次のようになります。
Standard Views locale name:ja_JP.Shift_JIS

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