IlvFont:フォント・クラス
テキスト文字列は、次に示されるような特定のスペース値で描かれます。
図 3.4 スペース値
IlvFont オブジェクトのパラメーターは、メンバー関数
getFamily、
getSize、
getStyle、および
IlvFont::getFoundry で取得できます。
メンバー関数
ascent、
descent、および
height はフォント・メトリックを返します。
また、特定の文字列のメトリックを、メンバー関数
stringWidth、
stringHeight、および
IlvFont::sizes を呼び出して取得できます。
メンバー関数 IlvFont::isFixed は、フォント・オブジェクトがすべての文字で固定幅の場合は IlTrue を返します。
このフォントの最小文字幅および最大文字幅は、2 つのメンバー関数
maxWidth および
IlvFont::minWidth で取得できます。返された値が同じである場合、
isFixed は
IlTrue を返します。
フォント・クラスの詳細については、以下を参照してください。
新しいフォント
IlvFont にはパブリック・コンストラクターがありません。新しいフォントは、
2 つのメンバー関数
IlvDisplay::getFont のうち 1 つを使用して、ディスプレイから取得する必要があります。フォント名または次のようなフォントの特性一式を指定できます。
ファミリー
サイズ
スタイル
フォントのタイプ
フォント名
すべてのフォントには名前があります。フォントが有効なフォント名ではなくファミリー、サイズ、スタイル、フォントのタイプなどの値一式で作成される場合、Rogue Wave Views はこれらの値から名前を計算します。
"%family-size-style-foundry"
ここで:
family は、パラメーター・ファミリーとして指定される文字列です。
size は、パラメーター・サイズの ASCII 表現です。
style は、文字
B、
I、
U の組み合わせで、それぞれ太字、斜体、下線を表します (大文字小文字は関係ありません)。このフィールドは空欄にできます。この場合は通常のスタイルが想定されます。
foundry は、文字列オプションです。これは多くの場合フォントをデザインした企業を識別します。このフィールドを指定することはほとんどありません。指定しない場合、終わりに付ける「
-」も省略できます。
フォントの名前を変更することはできません。
次に示すのは、構文的に適切に作成された Rogue Wave Views フォント名の例です
(これらはすべてのプラットフォームに存在する訳ではなく、有効なフォント名とは限りません)。
"%helvetica-12-" "%time-12-BU" "%courier-14-i-adobe" "%terminal-11--bitstream"
Version 6.0
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