暗示的モード
暗示的モードでは、Rogue Wave® Views は新しいクラスがデータ・ファイルで見つかり、クラス名が読み込むアプリケーションに登録されていない場合に、そのクラスを読み込みます。
このモードを正しく動作させるには、モジュール定義ファイルを作成する必要があります。定義されているクラスや使用している動的モジュールを Rogue Wave Views に自動的に認識させるには、モジュール定義ファイル (.imd 拡張子付き) を作成し、共有ライブラリーと同じディレクトリーに配置する必要があります。このファイルの名前はモジュールと同じでなければなりませんが、拡張子は so、sl、dll ではなく、必ず imd を使用します。このファイルを作成することにより、Rogue Wave Views は定義されているクラスを、検索したすべての動的モジュールを開いて読み出すことなく定義できます。
myModule.dll モジュールを Microsoft Windows で作成したと想定します。myModule.dll と同じディレクトリーに myModule.imd というファイルを作成し、Rogue Wave Views がこのファイルに定義されたクラスを自動的に呼び出せるようにする必要があります。
このファイルの内容は ASCII テキストで、これを Rogue Wave Views の起動時に読み込んで定義されているクラスと配置されているモジュールを認識します。ファイルは、必ず次の行から始まります。
<?xml version="1.0"?>
<module>
次の終了タグで終了します。
</module>
次の形式で、<module> ブロック内に複数のグループを記述できます。
<class name = "NewClass" rootClass = "RootClass"/>
ここで、
RootClass はクラス階層の最上位のクラス名 (
IlvGraphic など) で、
NewClass は作成したクラス名です。モジュールに複数のクラスを定義した場合、別の
<class> タグを追加します。
モジュールで定義したクラスが複数のルート・ベース・クラスから派生する場合は、ルート・ベース・クラスと同じ数のブロックを新しく追加できます。
Rogue Wave Views アプリケーションを起動すると、モジュール・パスが読み込まれて利用可能なモジュール (正しい拡張子を持つファイル) を検索します。モジュールと関連付けられた imd ファイルが見つかった場合、記述ファイルが読み込まれ、それに含まれる情報は暗示的なクラス読み込み用に格納されます。
Version 6.0
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