IlvContainer: グラフィック・プレースホルダー・クラス
IlvContainer は、グラフィック・プレースホルダー・クラスです。コンテナーでオブジェクトを処理するメンバー関数については、以下で説明します。
汎用メンバー関数
addObject や
removeObject などの
IlvContainer クラスのいくつかのメンバー関数は、コンテナー内のオブジェクトを格納、削除します。(詳細については、Rogue Wave Views
リファレンス・マニュアルを参照してください)。
IlvContainer オブジェクトはグラフィック・オブジェクトをリストに格納します。
関数をオブジェクトに適用する
ユーザー定義の関数をコンテナー・オブジェクトに適用するメンバー関数もあります。詳細は、以下のとおりです。
タグ付きオブジェクト
IlvContainer クラスは、タグ付きのグラフィック・オブジェクトを管理するメンバー関数を備えています。タグとは IlSymbol クラスのオブジェクトで表されるマーカーの一種で、複数のグラフィック・オブジェクトを関連付けることができます。 IlSymbol クラス
Rogue Wave Views では、タグのような特定のエンティティーを操作する文字列定数を必要とする場合があります。このために、任意のアプリケーションで固有の文字列を処理する一般的な方法があります。この文字列は
シンボル と呼ばれ、
IlSymbol クラスによって管理されます。
IlGetSymbol グローバル関数は、新しいシンボルを作成したり、作成済みのシンボルにアクセスできます。
オブジェクト・プロパティー
IlvContainer クラスのメンバー関数には、コンテナー・オブジェクト・プロパティーを管理するものがあります。これは
getObject、
setObjectName、
setVisible などの関数です。たとえば、以下の目的に使用されます。
さまざまな基準に従ってグラフィック・オブジェクトにアクセスします。これらの基準とは、名前またはそのインデックス識別子です。これはコンテナーがリストにオブジェクトを格納するためです。
2 つのオブジェクトのコンテナーのリスト順を入れ替えます (
swap メソッド) 。
オブジェクトの可視性、またはステータスの変更を要求します。(可視性とは画面上でオブジェクトが表示されるかどうかを意味します) 。
スタティック・メソッド
GetContainer により、グラフィック・オブジェクトの格納場所、すなわち格納コンテナーを要求します。オブジェクトを複数のコンテナーに格納することはできません。
Version 6.0
Copyright © 2015, Rogue Wave Software, Inc. All Rights Reserved.