本セクションは、次のような構成になっています。

Rogue Wave Script プログラムは一連のstatementsで構成されます。 ステートメントには、条件ステートメント、ループ、関数定義、ローカル変数宣言などが含まれます。 また、expressionは、値が無視され、その二次作用だけが考えられるステートメントが予測されるときにいつでも使うことができます。 式には、代入、関数の呼び出し、プロパティー・アクセスなどが含まれます。

セミコロン (;) で区切られていると、一行に複数のステートメントまたは式が表示されることがあります。 たとえば、次の 2 つのプログラムは等しくなります。

プログラム 1:

プログラム 2:

複合ステートメントとは、波括弧 ({}) で囲まれた一連のステートメントおよび式です。 このステートメントを使って、1 つのステートメントが予測されるときにいつでも複数のタスクを実行することができます。 たとえば、次の条件ステートメントでは、条件 a > b が true のときに波括弧で囲まれた 3 つのステートメントと式が実行されます。

閉じ波括弧の前の最後のステートメントまたは式は、同じ行にある場合でもセミコロンを前に置く必要はありません。 たとえば、次のプログラムは構文的に正しく、先述のプログラムと同じになります。

Rogue Wave Script では、次の 2 種類のコメントをサポートしています。

Rogue Wave Script では、識別子を使って変数や関数に名前を付けます。 識別子は文字またはアンダースコアーで始まり、その後に一連の文字、数字およびアンダースコアーが続きます。

以下に識別子の例をいくつか示します。

Rogue Wave Script では大文字と小文字を区別するため、大文字の A ～ Z と小文字の a ～ z は別の文字として認識されます。たとえば、「car」と「Car」は異なる識別子として扱われます。

以下の表の名前は予約されているため、識別子に使うことはできません。 これらの名前の中には、Rogue Wave Script で使われるキーワードもあれば、将来使うために予約されているものもあります。

以下の表の名前は予約されているため、識別子に使うことはできません。 これらの名前の中には、Rogue Wave Script で使われるキーワードもあれば、将来使うために予約されているものもあります。