IlvMapFeature クラスは地図機能のアイテム・クラスです。地図機能は、ソース・ファイルから読み込まれた地図データを表すオブジェクトです。道路の一部、俯瞰イメージ、丘の頂上、または数値地形モデル (DTM) などになります。それぞれの地図機能には、次に示す 3 つの主な情報フィールドがあります。ジオメトリー、ジオメトリーを表現する投影図法、およびそのアトリビュートです。たとえば、地図機能が町の場合、そのアトリビュートは町の名前と居住者数になります。地図機能は、アプリケーションのグラフィック表現方法とはまったく独立しています。したがって、丘の頂上を示すポイントなどは、十字、円、またはアイコンなどのさまざまなグラフィック・オブジェクトで、正確に表現した方がわかりやすくなります。このクラスの詳細については、
機能イテレーター を参照してください。

IlvFeatureRenderer 抽象クラスは、地図機能をグラフィック・オブジェクトに変換し、IlvManager に追加するために使用されます。機能レンダラーを使うと、特定の地図機能に関連付け、必要に応じてターゲット・アプリケーションの投影図法に、そのジオメトリーを再投影するグラフィック表現を指定できます。

IlvMapFeatureIterator 抽象クラスは、リーダーの共通インターフェースです。この抽象クラスを実装するすべてのクラスは、元の形式に関わらず、地図データを読み込む際に使用できます。このインターフェースの詳細については、機能イテレーター を参照してください。Rogue Wave Views Maps には、このインターフェースをすべて実装するさまざまな定義済みリーダーが用意されています。これらのリーダーについては、定義済みリーダー で説明します。

使用パッケージ projection の IlvProjection クラスは、多数ある定義済み投影図法クラスのベース・クラスです。投影図法については、ターゲット投影図法を選択する で紹介します。投影図法の詳細については、地図投影図法 を参照してください。

パッケージ format の IlvMapLoader クラスは、Rogue Wave Views Maps に用意されているすべての定義済みリーダーで、この全プロセスを自動的に実行します。定義済みリーダーの詳細については、定義済みリーダーを参照してください。