IlvMapServlet クラス

IlvMapServlet クラス は、HTTP 要求を処理して、ダイアグラムのイメージをビルドする具象的なサーブレット・クラスです。
このクラスは 1 つのパラメーターを受け取ります。このパラメーターは、 XML データ・ファイルおよびダイアグラムのベースとなるスタイル・シートを参照するプロジェクト・ファイルです。 このパラメーターは、初期化時に (サーブレットの静的構成パラメーターとして) 指定するか、 あるいは要求 URL で動的に指定することができます。
IlvMapServlet は、クライアント・サイド・ イメージ・マップに対するサポートを提供します。イメージ・マップを使用して、ダイアグラムに 表示されるすべてのノードまたはリンクにアクションを付加することができます。
IlvMapServlet は、 IlvDiagrammerServlet を拡張します。IlvMapServlet は、 IlvManagerServlet と同じプロトコルを使用して、 クライアントと通信します。また、IlvMapServlet は、 IlvSDMServlet のサブクラスで、そのセッション機能を継承します。 multiSession 構成パラメーターの値に応じて、 JViews Maps サーブレットは、単一セッション・モードまたはマルチセッション・モードのいずれでも稼働できます。 デフォルトでは、サーブレットは単一セッション・モードで稼働します。詳細は、「単一セッション・モードとマルチセッション・モード」を参照してください。
単一セッション・モードとマルチセッション・モード
名前
説明
単一セッション
multiSessionfalse に設定されていると、1 つの SDM エンジンと 1 つの SDM ビュー (1 つのグラファーを含む) が作成されます。サーブレットに対するすべての要求は、 同じ共用ダイアグラムのイメージを返します。このオプションは、ユーザーがダイアグラムの内容を 変更できない場合や、変更をすべてのユーザーに可視にする必要がある場合に適しています。
マルチセッション
multiSessiontrue に設定されていると、新しい SDM エンジンと、それに関連した SDM ビューおよびグラファーが、サーブレットに接続されているクライアント・セッションごとに作成されます。このモードは、ユーザーが XML ファイルやスタイル・シートを変更できる場合に適しています。