コンパイルされた記号の生成クラス

各パレット記号について、記号コンパイラーは、IlvCompositeGraphic のサブクラス、および対応する Java™ BeanInfo クラスを生成し、記号パラメーターを JavaBean™ プロパティーとして公開します。
クラス名およびパッケージ
生成された Java クラスのパッケージは、記号パレット・パッケージ名によって定義されます。クラス名は記号の ID で、先頭文字が大文字でない場合、大文字に変換されます。
パレット記号は、ID が有効な Java クラス名で、パレット・パッケージ名が有効な Java パッケージである場合に限り、コンパイルできます。
コンストラクター
記号クラスの生成された記号コンストラクターは、複合グラフィックの要素が Symbol Editor に指定される時に、パラメーターのデフォルト値に従って、添付ファイルと初期プロパティーと共にその複合グラフィック要素を作成します。
パラメーター
各記号パラメーターは、同名の JavaBean プロパティーに変換されます。パラメーターに対応するすべてのプロパティーが、BeanInfo クラスにエクスポートされます。getter および setter 関数が、追加パラメーター接頭辞を付けて生成されます。このため、パラメーター ID は、有効な Java ID である必要があります。
例えば、ストリング・パラメーター名前付きラベルの場合、以下のものを持つことになります。
  • 型がストリングの Bean プロパティー名前付きラベル
  • getter 関数: String getLabelParameter()
  • setter 関数: void setLabelParameter(String value)
パラメーター setter 関数の生成コードは、直接関数呼び出しによる値定義でパラメーターを参照する記号要素のプロパティーを更新します。パラメーターがルール条件で参照される場合、適用可能な記号要素プロパティーも生成された Java コードの条件ブロックで更新されます。
選択可能な記号
パレット記号に選択に応答する要素がある場合、生成されたクラスは、IlvSelectableSymbol インターフェースを実装し、記号が選択または選択解除されている場合に記号を更新するために呼び出し可能な selectionStateChanged メソッドを定義します。