リーダー・フレームワーク

クラス・ダイアグラム

リーダー・フレームワークのクラス・ダイアグラムを「リーダー・フレームワーク UML ダイアグラム」に示します。
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リーダー・フレームワーク UML ダイアグラム
JViews Maps には、さまざまな地図データ・ソース (ファイル、データベース、マップ・サーバーなど) からデータを読み込み、地図機能を作成し、レンダラーを使用してその機能を JViews Maps グラフィック・オブジェクトに変換し、そのオブジェクトを既存の地図に配置するために使用できるクラスのセットが用意されています。

IlvMapFeature クラス

ilog.views.mapsIlvMapFeature クラスは、地図機能の基本クラスです。このクラスを使用して、ソース・ファイルの地図表示にデータを読み込むことができます。地図機能には、道路、俯瞰イメージ、丘の頂上、またはデジタル地形モデルのセグメントなどがあります。このクラスの詳細については、「地図機能の処理」を参照してください。

IlvMapFeatureIterator インターフェース

IlvMapFeatureIterator インターフェースは、リーダーの共通インターフェースです。このインターフェースを実装するすべてのクラスは、元の形式にかかわらず、地図データを読み込む際に使用できます。JViews Maps は多くの定義済みリーダーを提供しており、これらのすべてがこのインターフェースを実装します。これらのリーダーについては、「リーダーとライター」で説明します。

IlvFeatureRenderer インターフェース

IlvFeatureRenderer インターフェースは、レンダラーの共通インターフェースです。このインターフェースを実装するすべてのクラスは、 IlvMapFeature をグラフィックス・オブジェクトに変換するために使用できます。JViews Maps には、このインターフェースを実装し、JViews Maps 定義済みリーダーによって返されるほとんどの IlvMapFeature をレンダリングできるデフォルトのクラス ( IlvDefaultFeatureRenderer) があります。リーダーが特定のレンダラーを提供することもあります (メソッド IlvMapFeatureIterator.getDefaultRenderer())。

IlvMapStyle クラス

IlvMapStyle クラスは、 IlvMapGraphic グラフィック・オブジェクトで使用されるスタイル用の基本クラスです。 IlvMapStyle の単一インスタンスは、スタイルからグラフィック (または他の) 属性を読み込むことができる複数の IlvMapGraphic で共有できます。
IlvMapStyle クラスは、 IlvMapLayer. この場合、IlvMapLayer がそのレイヤー内でスタイルをオブジェクトに適用します。これは、地図を再ロードすることなく動的にレイヤーの外見を変更するのに使用されます。属性のいくつかは、レイヤー可視性やレイヤー透明度などのように、レイヤー固有です。

IlvMapGraphic インターフェース

そのグラフィック属性を IlvMapStyle から読み取る必要のあるグラフィック・オブジェクトは、 IlvMapGraphic インターフェースを実装する必要があります。このクラスのオブジェクトは、 IlvMapAreaRenderer, IlvMapPointRenderer, IlvMapCurveRenderer および IlvMapTextRenderer. これらのレンダラーは、JViews Maps によって提供されているデータ・ソースによって使用されます。

IlvMapDynamicStyle クラス

パッケージ package-frame は、縮尺が変更されたときにレイヤーのスタイルを動的に変更するのに使用されるクラスを含んでいます。
IlvMapDynamicStyle は、 IlvMapStyle と縮尺を関連付け、 IlvMapStyleController. コントローラーが地図のビューにインストールされている場合、地図の縮尺への変更通知を受け取り、適切なレイヤーに適用させる適切なスタイルを選択します。これにより、地図に異なる縮尺で異なる外見を持たせることができます。