典型的なアクション

データ読み込み

異なったデータ・ソースを地図にインポートして、地図に含まれるさまざまなビューを提供することができます。各データ・ソースは、異なる地図レイヤーに関連付けられます。
例えば、シェープファイルで作業を開始して、簡単な世界地図のビューを背景として提供できます。
maps1.png
アプリケーションの世界地図
その後、GeoTIFF 形式 の世界地図をインポートして地図の美観を調整できます。
world2_24.png
GeoTIFF 形式の世界地図
街路レベルのビューを GeoTIFF 形式 および ESRI/Shapefile 形式のデータ・ソースから追加できます。
streetdatamap.png
ESRI/シェープによるデータ・ソースのロサンゼルスの街路データ
ここで説明されている一般的なデータ・ソースの例は、「Map Builder の使用」の地図例にあります。
この特殊な例は、特に北アメリカとロサンゼルスに基づいていますが、世界の他の地域の独自のデータ・ソースを同様にインポートすることができます。
JViews Maps には地図データ・ディスクが付属しており、自由に配布できる一般的な地図形式が含まれています。

テーマとスタイリング

各地図レイヤーについて、色、幅、透明度などのルック・アンド・フィールを決定し、特定のズーム・レベル設定を定義して、ユーザーが拡大/縮小を行うとルック・アンド・フィールが変更されるように設定できます。各レイヤーのルック・アンド・フィールとそのズーム・トリガーは地図テーマを表しています。これは各コンテキストに意味のある情報だけを視覚化するのに使用します。

記号の配置

記号は Symbol Editor を使用して作成し、Designer for JViews Diagrammer を使用して地図に追加できます。
その後 Map Builder を使用して作成した背景地図や Desinger を使用して追加した記号を含む Desinger プロジェクト・ファイルを読み込み、それをアプリケーションに読み込むことができます。記号についての詳細は、JViews Diagrammer の資料の「設計ツールを使用した開発」の「Symbol Editor の使用」を参照してください。

このジョブに使用するツール

Rogue Wave® はサンプル・アプリケーションである Map Builder を備えています。これにはデータ読み込みおよび書き込み機能、ポイント・アンド・クリック式のエディターでテーマを構築するレイヤー・スタイリング機能などがあります。サンプル・コードはアクセス可能で、簡単にカスタマイズできます。
製品には Designer for JViews Diagrammer も含まれています。Designer は、地図上のノードのスタイリングを管理するスタイル・ルールを書くために使用するポイント・アンド・クリック・エディターです。
これらのツールを容易に切り替えて、アプリケーションを強化できます。一般的に、Map Builder を使用すると、異なった形式のデータ・ソースを読み込み、レイヤーをスタイリングして地図テーマを作成することによりアプリケーションの開発が加速されます。また Designer に切り替えて、特定の状況に合わせてノードの外観を変更するためにスタイル・ルールを記述したり、地図上のノードを表すために記号をデザインしたりします。
これらの使いやすい GUI 機能の他にも、アプリケーションを調整、カスタマイズする完全装備の SDK があります。JViews Maps の汎用地図作成 API のほかに、背景地図に配置するノードのスタイリングのための JViews Diagrammer API の Styling and Data Mapping (SDM) パッケージ、および高性能グラフィック・フレームワークを備えた JViews Framework API 全体にアクセスすることができます。 これで作業を完全に制御できます。

JViews Maps の主な利点

アプリケーションでは、適切な記号が正しく配置された最新データを背景地図に表示できます。
JViews Maps の主な利点は、資産地図作成のアプリケーションに最適です。
  • Bean、リーダー、地図表示、地図ビューなどのコンポーネントはニーズに合わせて簡単にカスタマイズできます。既存のシステム・アーキテクチャーを保持できます。
  • 優れたパフォーマンスによりほぼ即時に拡大/縮小でき、システムは膨大なデータ量を管理できます。
  • アニメーション表示された記号は、地図上のリソースの動きを表すことができます。
地図データや地図テーマは別々に保存できるため、地図テーマを異なった地域の地図のスタイリングに使用し、これらに同じ色スキームや視覚的プロパティーを持たせることができます。最終ユーザーはこのテーマを再利用し、実行時には適切なデータ・ソースに適用できます。
JViews Maps を使用して構築した地図アプリケーションは、オンライン、オフラインでの意思決定サポート・センターに欠かせません。