Designer を使用したアプリケーションのプロトタイプ化

プロジェクトを開始し、アプリケーションを迅速にプロトタイプ化する場合は、データ・モデルにデータを投入する最速の方法を適用します。
JViews Diagrammer には構築済みのメモリー内データ・モデルが提供されています。このデータ・モデルには、手動 (Designer 内で) またはプログラムでデータを取り込むことも、あるいはデータ・ソース経由で XML ファイルやテキスト (CSV) ファイルからデータを取り込むこともできます。また、構築済みの別のデータ・モデルを使用もあり、このデータ・モデルには、JDBC データ・ソースを使用してデータベースからデータを取り込むことができます。JDBC、XML またはフラット・ファイルが使用可能な場合は、データを直接 Designer にインポートすることもできます。
ダイアグラムのデータ取り込みと設定のサービスには、2 つのケースがあります。
  • アプリケーション・データが JViews Diagrammer データ・ソースの 1 つに準拠している場合は、データ・ソース機能か、API を使用してデータ・モデルにデータを簡単に取り込むことができます。
  • アプリケーション・データが JViews Diagrammer データ・ソースのいずれにも準拠していない場合は、XML ファイルまたは Microsoft® Excel® にデータのサンプルを作成して、データをエミュレートしなければならないことがあります。
データ・モデルにデータを取り込むとすぐに、デフォルトのスタイル・シートで地図ダイアグラムを表示することができます。その後、独自のスタイリングを定義して、特定の表現を作成できます。
オペレーショナル・アプリケーションを開発する場合にも、メモリー内データ・モデルと JViews Diagrammer で提供されるデータ・ソースの 1 つを使用することができます。これは、アプリケーションが JViews Diagrammer で読み込める XML ファイルを生成すること、または XSL-T を使用してアプリケーションの XML 形式を変換することを意味します。
アプリケーション・データがオブジェクト・モデル内にある場合は、JViews Diagrammer のデータ・モデル・インターフェースを実装して、JViews Diagrammer のデータ・モデルにオブジェクト・モデルを厳密にマッピングすることができます。このアプローチを使用すると、開発の手間はかかりますが、データの複製を防ぎ、データとグラフィックの間の完全な同期を行うことができます。