JViews Diagrammer スタイル・シート

JViews Diagrammer のスタイリングは、以下によって構成されます。
  • スタイル・ルール
  • 複合グラフィック
  • 背景

JViews Diagrammer スタイル・ルール

スタイル・シート・レンダラーは、データ・モデルにスタイル・シートを適用します。スタイル・シートには、データ・モデル内のオブジェクトをダイアグラムにどのように表示するかを記述する、CSS2 形式のスタイル・ルールが含まれています。
スタイル・ルールは、次の 2 つの部分から構成されます。
  • セレクターと呼ばれる条件部分。データ・モデルに適用し、パターン・マッチングに使用します。
  • 宣言と呼ばれるアクション部分。 対応するグラフィック・オブジェクトに適用し、レンダリングに使用します。
表記法を設計する場合は、それぞれがデータ・モデルの特定ケースに一致するスタイル・ルールを多数作成します。ノードとして表されるオブジェクトに適用するルール、およびリンクとして表されるオブジェクトに適用するルールを定義します。
スタイル・ルールは、通常、最も汎用的なものから最も固有のものへと定義します。 汎用的なルールでは、通常、各タイプのオブジェクトの基本記号を作成します。 より固有のルールでは、新しい形を追加したり、汎用的なルールで定義された記号のグラフィック・プロパティーを変更します。
スタイル・ルールは、ダイアグラムのオプションを指定する際にも使用します。 そのようなルールにはセレクターがなく、宣言がオプションの実行方法をカスタマイズします。
Designer for JViews Diagrammer は、ダイアグラムのルック・アンド・フィールを定義するスタイル・シートの作成に最も適しています。Designer 内でスタイリングが行われますが、CSS 構文の大部分は隠されています。 セレクターは自然言語エディターで定義され、宣言は「スタイリング・カスタマイザー」と呼ばれるパネルでグラフィック・プロパティーを設定することにより定義されます。Designer で生成されるスタイル・シートは、実行時にアプリケーションにロードすることができます。

背景および地図

アプリケーションで背景として地図が必要な場合、マップ・レンダラーをダイアグラムにインストールすることができます。 マップ・レンダラーは、Rogue Wave JViews Maps 機能を使用して、地図形式 (ベクトルまたはラスター) を読み込み、緯度および経度に応じてノードを表示します。