形状ポリシー
リンク形状ポリシーは、個々のリンクの形状を制御します。これらは、リンクを所定の形に保つための手法です。詳細については、「 IlvLinkShapePolicy」を参照してください。
リンクは直交または交差している可能性があり、リンク交差の概観を設定することができます。
Rogue Wave® JViews Framework では、以下の定義済みリンク形状ポリシーを提供します。
- クラス IlvOrthogonalLinkShapePolicy は、リンクを直交に保ちます。
- クラス IlvCrossingLinkShapePolicy は、交差の表示を計算します。
- クラス IlvBundleLinkShapePolicy は、多重リンクやセルフ・リンクをバンドルに編成します。
これらのリンク形状ポリシーは、 IlvEnhancedPolylineLinkImage クラスで内部的に使われています。このクラスは、リンク形状ポリシーをサポートするように設計された
IlvPolylineLinkImage
のサブクラスです。実装および計算の詳細を隠すことで、リンク形状ポリシーが使いやすくなります。 IlvEnhancedPolylineLinkImage クラスの直交モードおよび交差モードは、リンク形状ポリシーによって実装されます。
デフォルトでは、直交モードと交差モードはオフになっています。この場合、
IlvEnhancedPolylineLinkImage
クラスは、IlvPolylineLinkImage
とまったく同じに振る舞います。直交リンク
クラス
IlvEnhancedPolylineLinkImage
のメソッド setOrthogonalsetOrthogonal
を true
に設定すると、リンクをインタラクティブに形状変更しようとしても、リンクは直交状態を保ちます。折れ目を追加/削除したり、インタラクティブに移動したりすることができます。2 つのノード間の直交リンク で示すように、リンクが直交形状を保つように、常に隣接した折れ目を再構成します。![OrthogonalMode.gif](../../JViews_Framework/usressfwork/_media/OrthogonalMode_default.gif)
2 つのノード間の直交リンク
アクセサー
isOrthogonal
は、リンクが直交モードがどうかの指示を返します。直交モードがオンの場合、 IlvOrthogonalLinkShapePolicy クラスが形状ポリシーを自動的に制御します。
交差モード
IlvEnhancedPolylineLinkImage
クラスの setCrossingMode メソッドにより、2 つのリンクが交差する場所で、リンクのイメージの概観を選択することができます。そのためには、mode
パラメーターを次のオプションのいずれかに設定します。NO_CROSSINGS
: 交差は特定の方法では表示されません (デフォルト)。TUNNEL_CROSSINGS
: トンネル形状の交差モードに示すように、交差はトンネルの形状で表示されます。
![TunnelCrossing.gif](../../JViews_Framework/usressfwork/_media/TunnelCrossing_default.gif)
トンネル形状の交差モード
BRIDGE_CROSSINGS
: 橋形状の交差モードに示すように、交差はブリッジの形状で表示されます。
![BridgeCrossing.gif](../../JViews_Framework/usressfwork/_media/BridgeCrossing_default.gif)
橋形状の交差モード
アクセサー
getCrossingMode
は、現在の交差モードを返します。NO_CROSSINGS
以外の交差モードが設定されていると、クラス IlvCrossingLinkShapePolicy は形状ポリシーを自動的に制御します。