リンク・コネクターの使用

グラファーは、グラフィック・オブジェクトに必要な接点の指定方法を提供しています。これを行うには、リンク・コネクターを使用します。これは、クラス IlvLinkConnector のサブクラスです。
クラス IlvLinkConnector は、リンクの接点の計算のみを扱います。抽象クラスのサブクラスは、デフォルトの接点以外の接点を取得するために使用します。IlvLinkConnector は、ノードに関連しています。メソッド getConnectionPoint を実装すると、リンクの接点 (引数として提供される) の配置場所を決定できます。
IlvLinkConnector のインスタンスは、グラファーの各ノードのために指定できます。そのためには、コンストラクター IlvLinkConnector を使用してこれを作成するか、メソッド attach を使用するだけです。リンク・コネクターの同じインスタンスは複数のノードで共有できないことに注意してください。
ノード用に指定されたリンク・コネクターは、このノードから起こるすべてのリンクの接続点を制御します。付随リンクの接続点が同じ方法で (同じリンク・コネクターによって) 計算されないように、各リンクの各先端用に、リンク・コネクターを個別に指定することができます。そのためには、コンストラクターを使用して作成します。
 IlvLinkConnector(ilog.views.IlvLinkImage, boolean)  
または次のメソッドを使用します。
 attach(IlvLinkImage, boolean, boolean) . 
同じリンク・コネクターは、同じノードから起こる複数のリンクで共有できることに注目してください。
特定のリンクの接点を計算するために実際に使用されるリンク・コネクターのインスタンスを取得するには、静的メソッド Get を使用します。