マネージャー・ビューの再描画スキッパー

再描画機能を改善するため、マネージャー・ビューで再描画要求をスキップできます。
マネージャー・ビュー のグラフィック・オブジェクトを操作する際、再描画要求は同じマネージャーに付加されているすべてのビューに送信されます。操作するグラフィック・オブジェクトにおけるビューを更新することにより、操作に関するフィードバックをリアルタイムで受け取ることができます。このビューを、メイン・ビューと呼びます。
操作中、同じマネージャーに付加されている他のビューはそのままになっています。そのため、これらの補助ビューは、メイン・ビューほど頻繁に更新する必要はありません。操作において重要となるのは、メイン・ビューです。
一般的な構成設定においては、大きい地図の地域を表すメイン・ビューと、地域が地図のどこにあるのかを示す補助ビューがあります。メイン・ビューで拡大または操作する場合、概要はメイン・ビューほど頻繁に更新を行う必要はありません。
CPU 処理時間を削減し、メイン・ビューの流動性を促進するため、補助ビューの更新はできるだけ減らすことができます。
ビューが最終更新されてから遅延の経過がない場合は、更新遅延を設定するとマネージャー・ビューは繰り返し再描画要求をスキップします。このパラメーターの設定は、300ms から 800ms の間で必要に応じて調整できます。例えば、遅延を 300ms に設定するには、以下のマネージャー・ビュー・メソッドを使用します。
この機能を無効にするデフォルト値は 0 です。
重要
この機能を使用する際は、注意が必要です。場合によっては、遅延が経過するまで必要な再描画要求をスキップする必要があるため、ビューが汚染されることがあります。
必要な再描画のスキップを避けるため、ビュー再描画のモードを一時的に DIRECT_REDRAW にすることができます。再描画は、 THREADED_REDRAW モードにおいてのみスキップされます。