マネージャー・ビュー・グリッド

ほとんどのエディターにはスナップ・グリッドがあり、オブジェクトを指定した位置に強制的に配置します。ユーザーがオブジェクトを移動できる座標を、グリッド・ポイントといいます。クラス IlvGrid は、この機能を提供します。
クラス IlvGrid のインスタンスは、各マネージャー・ビューにインストールできます。ビューではグリッドを設定または取得する次のメソッドを提供しています。
public void setGrid(IlvGrid grid)    
public IlvGrid getGrid()    
次のコードは、垂直方向および水平方向のグリッド・ポイント間隔を 10 で、ビュー上にグリッドをインストールします。最後の 2 つのパラメーターを true に設定し、グリッドが可視でアクティブであることを指定します。
mgrview.setGrid(new IlvGrid(Color.black, new IlvPoint(), 10f, 10f, true, true));
グリッドがビュー上にインストールされると、オブジェクトの作成、移動、編集などの標準 Rogue Wave JViews 編集インタラクターが、自動的にオブジェクトをグリッドにスナップします。
これらの操作はマネージャーではなくインタラクター自体が実行します。このメカニズムを作成する新規インタラクターに実装する場合は、新規インタラクターのコードに、IlvManagerView クラスの次のメソッドを使用します。
public final void snapToGrid(IlvPoint point)    
このメソッドは、グリッドがインストールされ、アクティブである場合は、IlvPoint 引数をグリッド上の一番近いポイントに移動します。そうでない場合は、何も行いません。