カスタム関数の使用

カスタム関数は、式内部で使用されるように登録できます。
カスタム関数を登録するには、以下の手順に従います。
  1. 「編集」>「関数」とクリックします。
    「カスタム関数」ダイアログが開き、現在登録されているカスタム関数のリストが表示されます。
    1. 関数を追加するには、「追加」をクリックして、完全修飾 Java クラス名をテキスト・フィールドに入力します。
      新規関数がリストに追加されます。
      関数が有効である場合、その名前と説明が詳細領域に表示されます。
      カスタム関数は、次の 2 つの基準が満たされない限り、有効とはなりません。
      • ilog.views.sdm.renderer.IlvSDMCSSFunction を実装する Java クラスとする必要があること。
      • Designer の CLASSPATH に既に存在すること。
      関数名が JVM に読み込まれない場合、赤色の警告が名前と簡単な説明部分に表示されます。
    2. 関数を削除するには、リスト内でそれを選択してから、「削除」をクリックします。
  2. 変更を確定するには、「適用」 をクリックします。
    有効な関数のみが登録され、「式のアシスト」に表示されます。その他の関数は削除されます。
例:
  1. 「ファイル」>「新規作成」とクリックして、新規ダイアグラムを作成します。
  2. 「編集」>「関数」とクリックします。
  3. 「追加」をクリックします。
  4. “「新規関数の追加」”ダイアログ・ボックスで、ilog.views.sdm.renderer.IlvSDMCSSFunction$Test を入力します。
  5. 「OK」 をクリックします。
    新しい関数が一覧に表示されます。
    この関数はテスト専用です。これは最初の引数を返します。
  6. 「適用」をクリックします。
  7. 「Diagram」ウィンドウで、青色のボックスを 1 つクリックします。
  8. 「スタイリング・カスタマイザー」で、name プロパティー・フィールドの右側をクリックし、「 + 」と入力します。
    「式のアシスト」に、式オプションの一覧が表示されます。
  9. testFunction を選択します。
    関数が式に追加されます。
  10. 大括弧の中に、「:up」と入力します。
  11. Enter キーを押して式を検証します。
これですべてのノードのラベルに Node 1:up のような、:up が追加されました。