Printable
オブジェクトは、
印刷可能ドキュメント・モデルの基本エレメントです。ページに印刷されるラベル、線、矩形などの具体的なオブジェクトを表します。そのため、
印刷可能オブジェクトをプレビュー/印刷できるように、ページに追加する必要があります。印刷可能オブジェクト・クラスは、
java.awt.print.Printable
インターフェースを実装していなければなりません。言い換えれば、新規印刷可能オブジェクトを実装したい場合は、このインターフェースの print()
メソッドを書く必要があります。このインターフェースの詳細については、Java 印刷パッケージおよび印刷 API および JDK™
マニュアルを参照してください。print()
メソッドの定義は以下のように行います。public int print(Graphics graphics, PageFormat pageFormat, int pageIndex) throws PrinterException
印刷する場合は、指定された
Graphics
オブジェクトのメソッドを呼び出す必要があります。適切なクリップと変換を設定して、印刷結果を希望位置に設定するようにしてください。よく使用される印刷可能オブジェクトのいくつかは、組み込みクラスとして用意されています。
共通印刷可能オブジェクト用のクラス
クラス |
目的 |
---|---|
IlvPrintableLine |
線を印刷 |
IlvPrintableRectangle |
矩形を印刷 |
IlvPrintableLabel |
ラベルを印刷 |
IlvPrintableTable |
JTable の一部を印刷 |
IlvPrintableTableHeader |
JTableHeader の一部を印刷 |
.
メモ
Rogue Wave® JViews パッケージの中には、 IlvPrintableObject の追加サブクラスを提供しているものがあります。例えば、Rogue Wave JViews Gantt は、時間スケールを印刷するためのサブクラス IlvPrintableTimeScale を提供しています。詳細については Rogue Wave JViews Gantt のマニュアルを参照してください。