方向付き文字列

双方向テキストは、その名前が意味するように、右から左に読み取るセグメントと左から右に読み取るセグメントを含む可能性があります。
以下の例は、アラビア語、ヘブライ語、ウルドゥー語などの「右から左」の単語と英語などの「左から右」の単語が混在している「右から左」の文を示しています。 大文字はアラビア文字またはヘブライ文字を表しています。 この例文には、方向付き文字列が 5 つ含まれています。
右から左で始まる、5 つの方向付き文字列を含む文。
最初の文字列は右から左に、2 番目は左から右に、3 番目は右から左に、4 番目は左から右に読み、ピリオドは右から左の方向を持っています。
5 つの方向付き文字列を含む文
例文では以下のようになります。
  • セグメント「SAW I NEHW」は「右から左」の方向付き文字列です。
  • 「23」は数字であるため、左から右に読まれます。すなわち「左から右」の方向付き文字列です。
  • 「EHT OT TNEW I ,」は「右から左」の方向付き文字列です。
  • 「united states」は「左から右」の方向付き文字列です。
  • 最後のピリオドはそれ自体で「右から左」の方向付き文字列です。
このようにテキスト・シーケンス内にさまざまな方向付き文字列が混在するものを、双方向テキストと呼びます。
方向付き文字列は同じ方向に読まれる連続した隣接文字の境界を定めるもので、これが、これまで「セグメント」と呼んでいたものの正式な用語です。