マネージャーとグラファーは、他のマネージャーまたはグラファーの中に埋め込むことができるグラフィック・オブジェクトです。Rogue Wave JViews のこの入れ子機能を使用すると、1 つのグラフ内に別のグラフを表示するアプリケーションを作成できます。
マネージャーとグラファーは、
複数のビューで表示・操作するためのグラフィック・オブジェクトを含むことができるメイン・クラスです。
マネージャー ( IlvManager) およびグラファー ( IlvGrapher) のそのサブクラスの概要については、『JViews Framework 基本編』の「マネージャー」および「グラファー」を参照してください。
次の図は、入れ子グラフの例を示します。
![subgraph1.gif](../../JViews_Framework/usradvfwork/_media/subgraph1_default.gif)
入れ子グラフ
この図では、「サプライの取得」というタイトルを付けたオブジェクトは、「サプライの配送」と「サプライの支払い」という 2 つのグラファーをそれ自身に含むグラファー ( IlvGrapher のインスタンス) です。図は、
マネージャー (およびグラファー) はフレームで囲むことができることを示しており、
この例では、3 つの青色のフレームそれぞれにマネージャーの名前がタイトルとして表示されています。このようなタイプの修飾とサブマネージャーの背景は完全にカスタマイズできます。この例に示されているもう 1 つの機能は、ノード間のリンクがサブクラスの境界を交差できるというものです。こうしたリンクは、グラフ間 リンクと呼ばれます。
別のマネージャーまたはグラファーに埋め込みされた各マネージャーまたはグラファーは、上位レベル・マネージャーのように複数のビューで表示することもできます。
別のマネージャーに埋め込まれたマネージャーまたはグラファーには、
次の 2 つの異なる表現があります。
サブマネージャーに含まれるすべてのオブジェクトが可視となる展開状態と、
カスタマイズもできる折りたたみ表現でマネージャーが描画される折りたたみ状態です。