JViews Web テクノロジー

JViews 製品には、JViews Web テクノロジーに基づくインターネット・ベースのアプリケーション、つまり「Web アプリケーション」の設計およびデプロイメントを可能にする Web 開発機能が用意されています。
このテクノロジーは、プラグインを追加することなく、JViews 製品のデータを Web ブラウザーに表示するために必要なクライアント/サーバー・インフラストラクチャーを提供します。また、グラフィック・データをブラウザーから直接操作するためのインタラクターおよび修飾子が豊富に揃っています。
ここで、「Web アプリケーション」の範囲は、ネットワーク経由で Web ブラウザーからネイティブにアクセスされる一連のアプリケーションに限定されます。Java™ アプレット、Microsoft® Silverlight™ 、または Adobe® Flex® などのプラグインに依存するアプリケーションは除外されます。
Web アプリケーションは、クライアントとして Web ブラウザーの使い勝手のよさを活用し、アプリケーションのデプロイメントを透過にして、更新をすべてのユーザーに即座に使用可能にします。いくつかのローカライズされたサーバーでアプリケーションを集中管理できます。このため、必要な管理資源が削減され、アプリケーションのアベイラビリティーが最大化されます。
このような利点がありますが、欠点もあります。最も一般的なものを以下に示します。
  • ユーザー入力に対するアプリケーションの応答が比較的遅くなる
  • 大規模なユーザー基盤を扱うため、サーバーのスケーラビリティーが弱い
  • オフライン機能が少ないまたはオフライン機能がない
  • 高度な対話式グラフィックスがない: ローカル処理能力が使用されないため、ユーザーのマシンが Web ページの表示にのみ使用される
JViews Web テクノロジーは、高度な機能を提供して柔軟性の高いアプリケーション設計を実現します。サーバー・サイドのコンポーネント・モデルとして JSF に依存し、クライアント・サイドの表示テクノロジーとして Ajax ベースのタグ・ライブラリーを使用できるためです。または、Ajax ベースの JavaScript によるクライアント・サイドの表示テクノロジーと対話する Java サーブレットをサーバー・サイドで使用できます。このように各種 Web テクノロジーを組み合わせることで、開発作業が容易になり、サード・パーティーのコンポーネントおよびツールとの統合がより簡単になります。