手順 5:コントロールのプロパティー値を取得する
この手順では、コントロールのプロパティー値を取得する方法について示します。このコードは、Calendar コントロールのプロパティー Day に基づいています。別のプロパティーや別のコントロールを選ぶ場合は、プロパティーの名前とタイプを変更する必要があります。
手順 3 のコードを少しだけ変更して、コントロールのタイプが Calendar である場合も、GetTypeAccelerator でプロパティー Day の値を表示できるようにします。
そのために、次の行:
IlvCOut << "The type is:" << userType << ".\n";
を、下記の第 1 行に置き換えます。
IlvCOut << "The type is:" << userType;
// Code added for step 5.
if (!wcscmp(userType, L"Calendar")) {
IlvValue value("Day");
IlInt day = adapt->queryValue(value);
IlvCOut << ", the day is:" << day;
}
IlvCOut << ".\n";
コントロールのタイプが
Calendar であることを確認したら、その名前がプロパティー (この例では
Day) の名前である
IlvValue オブジェクトがインスタンス化されます。次に、このプロパティーの値が、(Rogue Wave Views の任意の値オブジェクトの場合と同様に)
IlvGraphicCOMAdapter オブジェクトの
queryValueの呼び出しによって取得されます。さらに、その値が
IlvCOut によって表示されます。
このように、プロパティーにアクセスしてその値を取得するのはきわめて容易です。また、その値を変更するのも簡単です。たとえば、Day プロパティーを 5 に設定するためには、次のように記述します。
IlvValue value("Day", 5);
adapt->changeValue(value);
詳細については、
IlvValue および
IlvGraphic の参照ページをご覧ください。
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